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胃腸炎(嘔吐下痢症)を経験して
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
私は先日、胃腸炎(嘔吐下痢症)に罹ってしまいました。
罹った時の苦しみと、この経験から気づいたことを話したいと思います。
初めての経験
症状が出る前日の夜は、台風が大分付近を直撃しました。
連休だったので、本来ならば福岡で高校の同級生と久々に会う約束をしていました。
しかし台風の影響で、福岡に行くことができず。
代わりにオンライン飲み会が開催されました。
同級生によっては20年ぶりくらいに声を聞くことができて、とても懐かしい楽しい時間となりました。
18時に開始になりましたが、永遠に続きそうなオンラインだったので笑、私は0時に退出して眠ることにしました。
ところが夜中の3時頃、胸焼けと嘔気で目が覚めたのです。
胃薬が効かない
私はあまり経験したことがないのですが、おそらくは逆流性食道炎だろうと思いました。
飲み会が楽しかったので、いささか飲み過ぎたのだろうと。
家にあったPPIの胃薬を飲んでまた横になりました。
しかし、少しも良くならない。
仕方がないのでナウゼリンという吐き気どめを飲むことにしました。
でもそれでも、嘔気が改善してこないのです。
おかしい、何かがおかしい。
挙句の果てには、トイレに行くと軟便でした。
この時私は初めて気がつきました。
これは胃腸炎(嘔吐下痢症)なのではないか、と。
自信過剰という驕り
私は体力がなく、虚証体質です。
でも嘔吐下痢症やインフルエンザ、今ではコロナになりますが、これらに罹ったことは一度もありませんでした。
感染症に関しては「私は罹ることはない」くらいの、根拠のない自信がありました。
それくらい、みずからの胃腸の強さには絶大の信頼を寄せていたのです。
腸内環境の悪さ、口内環境の悪い人が感染症にかかるのだ、私が罹るはずがない、と驕り高ぶりさえありました。
嘔吐下痢症のツラさを知る
私は毎日のように、嘔吐下痢症の患者さんを診察しています。
でもこれほどキツイツライものだとは、知りませんでした。
お腹はめちゃ空くのですが、ご飯を前にすると嘔気で受け付けない。
下痢はひどくなかったけれど、お腹はぐるぐるしている。
ツライから眠ろうとするのだけれど、眠れない(この日は幸い休日でした)。
私は、愛用している乳酸菌生産物質をたくさん飲みました。
すると半日ほど経った頃に、ふと急に嘔気が治りました。
ツラかった頭重感も消えてきました。
半日絶食にしていましたが、食べ物も受け付けられるようになり、やっと復活したのです。
やれやれ。
通常、患者さんの嘔吐下痢症の治癒には一週間〜10日ほどかかるので、早く治ってホントに助かりました。
胃腸炎に罹った原因を探ると
先ほども話しましたが、私は感染症に罹ったことがありません。
でも今回なぜ胃腸炎になったのだろう。
前日からの食事を振り返ると、思い当たる節が1つありました。
前日のお昼に「コンビニのカルボナーラを温めずに食べた」のです。
みなさんはこれを聞いて、呆気に取られたかもしれません。
でも温めなかった理由は、一応あります。
一つは、「昼食を温めている時間が取れない」ことです。
仕事柄、お昼休みがありません。
少しでも空いた時間に、数分で昼食をかき込まなければなりません。
もう一つは、私が異様に暑がりなことです。
暑い昼食を食べると、汗が引くまでにえらい時間を要してしまいます。
大量の汗をかくことは、これも不潔な要素になるので、なるべく汗をかきたくないのです。
しかし、カルボナーラはクリーム(?!)+卵が乗っています。
これは胃腸炎(食中毒)を起こすに十分足るものであったと、反省しました。
医者の不養生からの脱却を
私は今、単身赴任をしています。
基本ご飯は作らずに、冷凍食品とスーパーとコンビニのお惣菜で済ませています。
今回の胃腸炎を経験して、私は自らの不養生を恥ずかしく思いました。
健康の結果は、今から10年後に現れる。
私はこれまで妻に、健康的な食事を食べさせてもらってきました。
そう言った感謝も足りなかったな、と省みました。
今回の胃腸炎を良い経験として、もう少し健康に留意して生活していきたい。
100歳まで細く永く生きるんだ!
そう思っている次第です。
みなさんも、感染症には留意してくださいね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございましたり