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【東大合格激闘記】地方在住父年収200万円家庭の子ども東大合格激闘記

地方在住低年収お父さん家庭出身の子が東大を目指すと言い出しました


最初に前提として、なんかえらそうに書いてるように見受けられるところもあるでしょうが、当時は本当に手探り状態でした。いちいち読者にへりくだって書いていると回りくどくなるので率直な書き方をしております。不快に感じそう、自慢話じゃないかと受け取りそうなら読まないでください。助言風にやってますが家庭環境なんて千差万別なんで、こういった場で伝えられることなどたかが知れてます。ただ、目標が難関10大学クラスともなると、勉強のやり方だけは鉄板ルートがあると私も教えてもらったんです。当時貧乏暇なしで日記も記録のようなものも何もつけていなかったため、仕事や投資でそこそこうまくいって余裕ができたいま、こういうことをやっているだけです。
とはいえ当時の私のように東大受験なんて何も知らない親には参考になる面もあるかとは思います。少なくとも私は、難関大受験子育て経験者から教えてもらったことを自身の教育に反映してなければ今は無い、ということを理解しています。

私は「金持ち→破産」親を持つドFラン出身就職氷河期世代

私はいわゆるサラリーマン的な生き方ではありません。もちろん、そうしたいからそうなったのでもありません。私の親はそこそこの金持ちでしたが、子である私にまともな教育を与えませんでした。その理由はまた機会があれば書くとして、そういうわけで私はいわゆる「ドFラン大学」卒業、その直前に金持ち親は破産、世間からは就職氷河期世代と言われるところのど真ん中、当然就職先はこれまたドがつくほどのブラック企業となったわけです。しかし元ボンボンの割にブラック企業でそれなりにやって会社からも重宝されてました。もっとも一生やっていくような環境でもなく、10年弱はつとめましたが、辞めました。

流浪のジョブホッピング時代

その後、職を転々という時代を随分過ごした後、自分の子どもには私のような苦労はさせたくないということで幼少期からオール公立→旧帝受験鉄板メソッドを仕込んできたわけです。
この学習計画の元になる形は、ブラック企業で知り合った受験オタクの友人に教えられました。今後書いていきますが、はっきりいってシンプルです。逆にいえば、東大行くとなると小細工は通用しないことくらいは最初からわかっているつもりでした。「偏差値40から◯◯大学へ!?」なんて話は、原則としては、特に東大受験では、そんなの無いですよね。絶対ないとは言いませんが、ああいう体験記には必ずカラクリがあるもんです。もうそんなことは皆さんご存じかと思いますが、これは「楽な儲け話」と同じ類の話です。少なくとも私の認識は、こんなうまい話に乗っても、こと難関大受験においてはロクなことはない、ということ。
話をもどしますと、特に幼少期から始める「決して簡単ではない鉄板の勉強法」は、聞いてみると当たり前のようで、やはり当時は経験もなく「こうやるんだ」というところを知っていると知らないでは大違いでした。いわゆる「車輪の再発明」をやっている時間も金も当時の私にはありません。
ともかく私は、受験オタク友人の助言に多少手を加えて我が子に合う形として受験対策を仕込んできたのです。そうすると、私の当初の根拠のない想定より、我が子の勉強のパフォーマンスが高いわけです。これは子の才能なのか、施したメソッドが優れていたのか。両方、両輪だと考えています。よくYouTubeで塾講師あたりも「東大行くには才能が必要」とか言ってます。付け加えると、才能ある子が効率よくやらないと土俵にすら乗らないのが東大入試だと、子の受験を通して思い知りました。しかし当時の私は貧乏ながら楽天的なところもあり「まぁいけそうだな」などと考えるだけでなく「これはもしや俺の頭が良いからその遺伝なのでは(ダニングクルーガー効果)」という乱暴な結論に至り(妻があきれてました)、私も子に感化されて何の基礎学力もないまま自身の職業分野における最上位国家資格に挑戦することにしたわけです。ですが、この私の決断が意外にも子の東大合格に微妙に影響した、と後に妻が回顧しておりました(理由は機会があれば触れます)。

とはいえ、当然人生そんな甘いものではなく私の方は資格試験に恐ろしいほど落ちまくりました。もっとも勉強以外何もやることも趣味もない私なので、千日回峰行凡人版のような勉強の日々を送っておりまして、まぁこれは本題ではないので別の場で語るとしてここでは話すっ飛ばしますが最終的に子の東大合格後に私も合格に到達。低学歴者にとって、なんの分野でも最難関国家資格取得というのは、学歴の互換くらいにはなるもんです。
とはいえ私の国家資格合格は子が大学いった後なので、子の受験における学費の助けにはならず、当時はそこそこ大変でした。大変、といっても前述の受験オタク友人に言わせれば「都会の高校受験より安い金額」で東大に合格してくれました。

親の高年収と子の高学歴は疑似相関

私と同じく、低年収から何とか子どもを難関国立大学へ、という親御さんのために参考程度ですが書いておきます。

親の高年収と子の高学歴は疑似相関とのことです。

これは、「夏はアイスクリームがよく売れる」「夏は水死者が増える」→「アイスクリームが売れると水死者が増える」と言っているも同然の理屈だと、ある有名な作家さんが書いてました。数学や統計を解さぬ者の理屈だとのこと。勿論、アイスクリームの売れ行き増と水死者増、どちらも夏に起こるだけで、これらに因果関係はありませんよね。それと同じとのことです。ではなぜマスコミ・メディアは、「親の高年収と子の高学歴の間には因果関係がある」かのように報道するのでしょうか。これには明確な理由がありますが脱線するのでまた別の機会にでも。まぁこの作家さんの本、紹介するでも良いんだけど。私よりはるかに裏付け用意して書いてるから。
とにかく今、まだ子が低学年なら無論のこと、中学1年くらいでも、自分が貧乏だからウチの子もダメだ、と考えるのは時期尚早だということです。勿論それ以降の学齢であってもやりようはありますが、無論早くから準備するより大変だということは、きれいごと言っても結果は変わりませんので、そう申し上げるしかありません。しかし中2で定期テスト平均50点から、あるきっかけで本人突然目覚めてかなりの難関国立大行った子を知ってます。希望はあります。 
上位地方国立大学は十分目指せます、くらいの気持ちから

親が東大に前のめりになりすぎないこと
特に幼少期からともなると長期戦ですので、前のめりでは親子ともども到底もちません。
うちの子は自分で勝手に東大と言い出しました。とはいえ私は幼少期から「内心東大」を想定しつつ、うまくいけばという程度で臨んでおりました。もちろん反省もあります。浪人もさせてしまいました。高校の進路指導にもまんまと乗せられて理系志望でつっきりましたのでさらに厳しい勝負になりました。今、東大理系というのは非理三であっても私の想定を遥かに超える難易度で、浪人させてしまったときには東大を決断するのが遅すぎたと(高3進級直前)後悔したこともありました。東大なら親は幼少期から、子にも遅くとも高校入学直後には意識させなければならなかった。いくらポテンシャルがあってもオール公立ルートで高校三年からでは少々遅かったと反省しております。まぁそれでも東大行く人はいますので言い訳はできませんが、反省としては、本人が自分の口から言い出すのを待ちすぎました。現役時は超僅差落ちでした。私の判断ミスです。挫折を味わわせてしまいました。もちろん人生目線でいえば、若いうちの挫折も今思うと悪くなかったわけですが。しかし反省はせねばなりません。
ともかく、幼少期からの準備が万端であれば、本人がその気になると恐ろしいほど伸びるものです。

早いに越したことはない、は認めざるを得ません

前述の通りまず、これを読まれている旧帝大志望の保護者の方で、お子さんがまだ幼稚園から小学低学年程度であるならば、すぐに準備をはじめてください。そうすれば地方出身低年収の私のような親でも、子が公立小中高から最難関クラスの国立大合格も決して夢ではありません。親として色々我慢しなければならないことは、ありますけどね。
ただし「今の」東大だけは別格とのことです。この辺はyoutubeで予備校講師やオンライン塾講師の方々が詳細に解説している動画がいくらでもでてきますので私としては触れませんが、東大にこだわりがないのなら京大推しの塾講師が多いようです。東大と京大は、公立ルートですと「今は」相当合格難易度に差がある。しかし世間の評価は東大とそう変わらないから京大はお得だ、との理屈だそうです。うちの子も、受験生当時を今振り返ると「東大進学実績が欲しい母校や予備校に洗脳されて東大に特攻させられた」と苦笑いで振り返っておりました。もっともウチの場合はそれで東大いったのだから、何が良いかはわからないというところも認めざるをえませんが。
ともかく、どうしてもゆずれない場合以外は東大を回避するのも手です。ただし、その時は子が決めるように促すことが大切だと考えています。本人がいけると思っているところにランクダウンを持ち出すと、そこに合格しても子は親をよく思わないケースが多いという話も聞いたことがあります。大変難しい問題ですが、この辺は本当に重要です。今後書いていきます。

まとめ

今後はこのnoteを通じて、では具体的にどのような勉強法や計画をもってそのレベルに達したか、また「もっとこうしておけば浪人させなかった」と思うことなどを、定期的に発信したいと考えています。まぁあまり読んでいる人もいないでしょうから、つっこんだ話を書いていきたいと考えています。
ちなみに上記で少し触れましたが、東大合格した今となっては、浪人も悪くなかったと考えています。若いうちの挫折と、それを克服した経験は、現役東大合格者には決して経験できない人生の入門編みたいなもんです。苦労して勝ち取ったものだから本人が大学で学ぶ時間を大切にしています。東大は進振りがあるので勉強しないと行きたい学部にいけませんが、良い成績を出しています。この辺は東大合格後重要と考えることをテーマにまた別で書きます。
受験費用や大学にいってからの費用捻出については資産運用的な視点も必要になってきます・・・などとまた偉そうに書いていますが、受験生を支えていた当時の私にはそんな発想がなかったから余計苦しみました。この辺は受験一つのテーマで網羅的に語ることはできませんので、投資等をあつかうコーナーで触れていく予定です。受験体験談を見に来訪していただいた方は投資話は見ないほうが良いです。フィナンシャルアドバイスではありませんし、心がザワつきますのでね。

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