生きるということを、ツキナミなわたしも考える
考えてもわからないとき
本を開いてみると、そこには色とりどりの人生があった
それは霧に覆われた山道を登っていくようでもあり
荒涼としたグレートプレーンズを歩むようなものでもあり
風に揺れる木でもあり、散っていく葉でもある
わたしの人生は、透明の、円柱の器にとぷとぷと赤いスライムを注いでいくようなものだったなと思う
それは緻密な、金属のような充填された構造ではなく
たくさんの気泡を含んだ、不確かな形をしたスライムだった
そんな気泡のような、なんにも詰まっていない空の時間からうまれてくるものに
なにか色を見出していきたい
これからも注がれるスライムを足場にして、同時に生まれてしまう空隙に向かい合っていきたい
そんなことを考えながら、
わたしは今日も徒然と PCにむかっている