「仕事自体楽しいわけないだろ」
社会人1年目、田町駅のエスカレータの上で、先輩姉さん言われた衝撃的な一言の話です。
今では、仕事は楽しいだ、人生最高だみたいなキャラになっていますが、私もご多分に漏れずしっかりと社会人1年目は食らっています。
研修なんて馬鹿馬鹿しい。現場配属をすぐにしてくれと渇望しているよくいそうな熱量ある新卒君だった私は、望み通り4月末から現場で仕事させていただきました。
しかし現場に行ってみると、恐ろしいほど仕事ができない。
成功どころか、クライアントと話すこともままならず、社内タスクすらできず毎日失敗にビクビクする思い描いた姿とは真逆の状態。しかも上司もめっちゃ怖い....。結果、萎縮に萎縮を積み重ね、3ヶ月でほとんど身動き取れない状態になりました。
そんな入社時はやる気満々だったのに、すぐに元気なくなりボロボロの私に夢も希望もなくなるような「仕事自体楽しいわけないだろ」という言葉が飛んできます。
最初聞いたときは『この人はなんてことを言ってしまうんだ』と思ったのですが、この言葉にはもちろん続きがあって、、、
仕事自体楽しいわけないだろ。
自分で楽しくしていくんだよ。その能力が足らないんだよ。
なんだその能力?と最初は思ったのですが、振り返ってみるとその能力を使っている時がありました。部活です。週5~6で朝6:30にグランドに行って、夜遅くまで練習して。バカみたいに走って走って走って.....
この行動自体楽しいのか?と考えるともちろん楽しいわけなくて。今は絶対あんなに走りたくないし、怪我とか痛いのは嫌です。
そもそも入学時オレンジデイズみたいな大学生活を望んでいたし。。。
でも、振り返るとオレンジデイズの人たちより絶対楽しかった自信がある。
なんでだ?
と考えると、自分の目標に向かって毎日熱中していたからでした。だからできなくても、できるようにするために努力すること自体が楽しいし、時間をかけること自体喜びです。
つまり社会に入った瞬間、失敗が続き人の目が気になった私は自分の目標を忘れ、人の評価を下げないように行動してしまっていたんですね。
数ヶ月前まで大学生だった社会人として無能の私が、他人の評価を気にしながらそれ自体楽しくないオペレーティブな業務(商談設定したり、分析したり、資料作ったり...)を行う。辛くて当然です。業務自体楽しくないですもん。
でも、もう少しその状態に向き合って、耐えて苦しみながらも、その過程で目の前のことを楽しくする力、情熱を生み出す力をつけていって欲しいというのが今日伝えたかったことです。
もちろん辛い要因は個人だけではありません。マネージャーの力不足、採用メッセージと現場との乖離、個人の目標設定などなどあるでしょう。しかし
自発的に熱を湧き立たす力は、自分を助け人生を豊かにしてくれます。
今の仕事で詰まって悩んでいる新卒〜25歳ぐらいまでの人や、転職してうまくいかない人、またそう言ったメンバーを抱えているマネージャーの人などは、楽しくない仕事自体に目を向けるのではなく、どうやったら熱を生み出せるのかと言う視点で目の前に向き合って行くことをおすすめ します。
次回は、社会に適合することがなぜ難しいのかについてでも書いてみようと思います。
※仕事の業務自体楽しめる人もいらっしゃるとは思いますが、それは私の経験上とても稀な方なので、悪しからず。。。