鳥肌立った瞬間−峰さを理追悼チャリティーコンサート

宝塚が好きでして。
母の影響で自然と好きになりました。

ただ、この15年くらいは動向を追えていなくて、'90年代'00年代、さらにその前を映像で楽しむことが多い感じです。

先日、これ良かったと母イチオシだったのが「峰さをり追悼チャリティーコンサート 『愛の旅立ち』」(録画です)。

(スカイステージからお借りしました)

2023年3月に宝塚バウホールにて開催された、峰さを理追悼チャリティコンサート「愛の旅立ち」の模様をスカイ・ステージオリジナル収録でお届けします。
元星組トップスター 峰さを理の逝去から三回忌を迎えた、この節目の年に、当時苦楽を共にした仲間たちが中心となり、再び、追悼チャリティコンサートを開催。
1983年から1987年まで星組トップスターとして『哀しみのコルドバ』『紫子』等の名作に主演、退団後は女優として活躍する一方、日本舞踊家として宝塚歌劇作品の振付等、後進の指導にも尽力されました。
宝塚時代から愛唱された懐かしの楽曲を歌い継ぎ、これまでの功績を称えるとともにその在りし日を偲びます。

宝塚スカイステージ 番組詳細より

峰さを理さんは、私が本格的に見始めるより前の星組のトップスター。OGも出演するイベントや過去の映像でチラッと拝見したくらい。

日本舞踊の名取りでもあって、しっとりのびやかな声で歌う方です。
うまく書けないのですが、すごく静かな色香があって、華やかなだけではない滲み出る魅力なのです。

2021年に亡くなってそれを偲んで、星組の後輩たちを中心に今回のチャリティーコンサートが企画されたそうで。

峰さんと同期入団の寿ひずるさんと高汐巴さんのトーク、下級生(宝塚は後輩というよりこの言い方がしっくりきます)たちのトークも面白く。
峰さんが出演してきた公演の歌を、いろんなかつてのスターが歌っていきます。
寿さんやっぱり歌上手いなぁ、高汐さんやっぱりキザだなぁ、と追悼なんだけど楽しく聴きました。

その中でも「哀しみのコルドバ」という演目の『エル・アモール』という悲しく激しい恋を歌う曲が鳥肌立って。

歌ってすごいな。
このめちゃくちゃ暗いけど情熱的な世界観、好きなんだよな。
やっぱり歌ってる人(南風まいさん、紫苑ゆうさん、洲悠花さん)がいい!

そんなこと思いました。

宝塚は他のミュージカルや演劇と違って、ただ芸術として鑑賞するだけでなく、スターの人柄を感じその成長を見届けていくところが醍醐味。

峰さんの人柄がしのばれる、本当に素敵な追悼コンサートでした。

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