アドバイスとの向き合い方

部活動をしていれば
だれでも一度は受ける
アドバイス

指南、指摘、助言
いろいろ言い回しもありますが
あなたの成長のためになる
顧問や先輩たちからの
ありがたいお言葉です

これから話すことは
アドバイスは受けるけど
なかなか成長してる実感がない
どうしても改善されない
と悩んでいる人にする話です

伸び悩んでいる…
スランプだ…
と感じているあなたに届いてほしい

では、本題です

多視点からアドバイスを貰う

成長が伸び悩む一つの要因としては
受け入れる自分以外が
原因だという可能性もあります

「もしも」の話ではありますが
①と②で意見が分かれる問題に
一人からしかアドバイスを貰えなかったら
どうなるでしょう？

あなたにアドバイスをするAさんが
「①が正しい」と判断していようが
Bさん、Cさんが「②がいい」というなら
②の方が多数派になります

多数派だから正解、ではありませんが
②の選択肢があることを知らずに
①の理論が正義！と信じ続けて
テニスを続けるはとても危険です

もちろん、あと２人から聞いたとして
その２人が①と回答するならば
今度は①の方が多数派になるわけで……
だから、より多くの人から
アドバイスを貰うのがいいのです

どちらが正しい、という話だけでなく
同じ状況のアドバイスにて
①を推すという見解は同じでも
視点の違う説明を聞くことによって
自分の理解が深まることもあります

練習試合の相手校の顧問やコーチ、
校内の強い人や同級生でもいいです！
たくさんアドバイスを貰いましょう！

何が合っているかを見つける

続いて、成長を阻害する要因のひとつは
全てのアドバイスを全身で受け止めようと
頭と体がこんがらがってるパターンです

これは雑誌の解説や動画などを参考に
様々な技術を身に付けようとする子が
陥りやすいミスですね

先の話でアドバイスを
たくさん貰えと煽っておきながら
話が矛盾してると思われるかもしれませんが
私が言いたいのは
受けたアドバイスをすべて
飲み込もうとしなくていいということ

分かりやすい例を挙げると
有名選手５人のバックハンド特集で
すべてのポイントを
全部身に付けようとする行為

雑誌の『〇〇特集』は
その選手の素晴らしい点の紹介
なのであって
全部できたら素晴らしい！
完璧へのチェックリスト！
というものではないからです

特集で５人を取り上げるのは
それぞれの選手に良さがあり
目指したいフォームの
参考にしてくださいという意味

全ての要素を取り込もうとすると
やることが多くなって
頭も混乱しがちですし
動きに矛盾が出てくることも
あえりますね

なので
まず、自分が目指したいものに
どれが近いかを見極める力を
身に付けましょう

直感的に
どれがカッコ良く見えるか
でもいいです

攻撃的なテニスか
はたまた堅実なテニスか
それによっても
理想は違ってきます

フォームはもちろん
フォーム以外の要素で言えば
戦術などから入ったっていいのです

好きな選手が見つかれば
おのずと目指すべきものも
ハッキリするでしょう

誰かのマネをすることが
『学ぶ』ことの第一歩なので
目標とする選手を
見つけてみてはいかがですか？

何が出来ているかを知る

アドバイスを受けると
何が出来ていないから
こうしたほうがいい
のように言われることが
多いかと思います

成長するためには
今の自分にない要素を
身に付けていくことが
カギとなりますので
当然なことではあります

でも、それ以上に大切なのは
今、自分が持ってる武器を
自分自身が知ることです

受けたアドバイスを
『伸びしろ』と受け取れる人は
今ある強みにプラスして
武器を獲得できる人です

問題なのは
せっかく貰ったアドバイスを
自身の『マイナス要素』として
受け取ってしまう人

マイナス要素を直そうとして
アドバイスに気を取られすぎると
あなたが本来持っていた強みも
霞んでしまうことがあります

自分にない要素をあげられて
『伸びしろ』と受け取るか
『マイナス要素』と受け取るかは
人それぞれだと思いますが
今、あなたが持つ強みは
『ポジティブ』でしかありません

上達には基礎が大事なように
今より強くなるためにも
あなた自身の強みをしっかり理解して
伸ばしていきましょう

結論

物事をまじめに考えすぎる選手ほど
イップスに陥ったり
伸び悩みを感じてしまいがちです

躓いたときに
基本へ立ち返るのも
大事ではありますが
全て出来なくてもいい
自分にこれはできない
それを受け入れることも
自身の成長です

自分が出来ること
そこだけに注力するのも
一つの道でもあります

自分がするべき
アドバイスとの向き合い方を学び
成長へと繋げていきましょう！