手打ちはどう直すべきか?
雑談
どうも、最近やっとやる気が出てきたいっちゃんです。
コロナ禍でなかなか外部コーチを務める高校の部活にも長いこと参加できてなかったわけですが、今年は地区大会も開催され、県大会には与えられた枠の半数が私の母校の選手が占めるという嬉しい結果でした。
ま、私はほとんど教えていない世代なんですがね。
プライベートでは病気をしてしまい、身も心もいろいろとボロッボロだったわけなんですが、なんとか数値的には検査結果も落ち着いてきて、そろそろ運動も許可されそうなので、体力つけていきたいところ。ずっと休みっぱなしだったので、もう全然動けません。動きたい気持ちはあるんだけどな。
とまぁ、高校の後輩たちに少しでも先輩の威厳を魅せるべく、このテニス脳に刺激を送っていきたいと思います。身体は動きそうもないので、理論やら勝つためのコツみたいなのをまた整理してアップしていけたらなと。
今回はリハビリがてら顧問の先生から話があった、「手打ち」の修正について考えてみたいと思います。
手打ちの修正方法について
スイングの際に手の力だけで打ってしまう、ソフトテニスを始めたばかり子がよく陥りがちな「手打ち」です。指摘する人もおらず、そのままのフォームで続けてる子も中にはいますね。
手打ちが良くない理由は、打点が理想的な位置に来ないという点です。手打ちであっても速い球も速い球は打てます、というか手打ちのほうが初めは強打しやすいのです。
それはなぜか?
それは初めに手取り足取り教えてもらうフォームでは、意識するところが多すぎてボールに力を伝えるどころではないからです。
力が入らなければネットを超えない → 超えるために力が入る方法で打つ → フォームが手打ちになってくる、とまぁ初めの頃を思い出せば、自分もそうだったなと思い当たるのではないでしょうか?
初心者に教える際に気をつけなければいけないのは、フォームの綺麗さではありません。一番初めは力の入る打点を教えて上げることです。
私個人としては、フォームの修正・矯正についてはあまり気が進みません。きれいなフォームはかっこいいですし、力も入るのですが、人それぞれフォームは違うものだと思っています。身体に染み付いたフォームは打ちやすいからそのフォームになっていると考えるのが自然で、万人受けするフォームというものはない、型にはめるべきではないと考えています。
ただし、力の入る方法は皆に共通しています。それは唯一つ「自分の身体より前で叩くこと」です。
とりあえず私が打球に力が入ってない子へ初めに教える練習法としては、ボールをできるだけ遠くに飛ばす練習です。前にも取り上げたことがある練習ですね。
手打ちの子はボールを前で叩けません。足は前に踏み出すも、上半身の動きとちぐはぐになってる可能性もあります。
まずはフォームなど気にさせず、ホームラン大会をさせましょう。よく飛ばせている人にコツなどを発表させて真似させるのもいいですね。……スライスを掛けて飛ばしていたら、そこは止めたほうがいいですが。回転は掛けさせないでガッツリ厚くフラットで、インパクト面を意識させるくらいのルールはあってもいいかも。
上から教えるのではなく、みんなで答えを見つけようとするのも力になります。コートにいれよう、ネットを越そう、フォームはどうだ、とか気にしてしまうのはボールに力が伝えられるようになってからでも遅くありません。ある程度勝てるようになってからもフォームに悩む人はいるくらいですしね。
初めから完璧にできるほど、ソフトテニスは簡単じゃありません。みんな少しずつ上手になっていくものです。「できた!」という成功体験が人の成長には欠かせません。
強くボールに力を伝えられる打点が掴めれば、本人も成長を早く感じられるようになります。フォームという型に拘らず、問題点を見つけ改善をうながすことで物事はうまく進んでいくのではないでしょうか。
そんな感じで今度、私も新入生たちに教えてこようかなと思います。
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