白亜と黒龍[原神]
今回は2020年のVer1.2イベント「白亜と黒龍」の内容と伏線を、考察を交えつつまとめるNoteになります。
このイベント、かなり重要な話が沢山出てくるのに、当時原神をしていなかった方は内容を把握できないという状態です。
なので、重要な部分をまとめました。と言っても長いのはお許しください。
ストーリー
腐植の剣
旅人たちは※ドラゴンスパインで、スクロースに出会います。
(※かつてそこに存在した古代文明が、シャール・フィンドニールという名前。)
なぜこんなところにいるのか旅人が尋ねたところ、ティマイオスと一緒にアルベドの実験データの整理を手伝っていたそうです。
その手伝いの途中で、スクロースはアルベドが、スクロースとティマイオスに何か隠していることに気がつきます。
旅人はスクロースに、アルベドが秘密にしていることを調べてくれないかと頼まれ引き受けました。
旅人はドラゴンスパインにあるアルベドの研究所を訪ねます。そこでアルベドに正直に、秘密にしていることを調べに来たと打ち明けました。
アルベドはそんな旅人に対して、ちょうどいいからこれを受け取ってくれないかと、1つの片手剣を取り出してわたします。
アルベドが剣に錬金術を施しましたが、この剣は元々は呪いの剣でした。この剣の呪いは恐らく旅人には効かないので、この剣で戦ってみて欲しいとアルベドが旅人に頼みます。
アルベドに押し切られて、旅人たちはこの呪いの剣を試すようになります。
何度か試した後、旅人はアルベドにこの剣の来歴を聞きます。
アルベドが言うには、この武器はとある鍛冶職人が作った伝説の魔剣で、鍛冶職人はこれを完成させたすぐ後に失踪したそうです。
(その剣が訳あって宝盗団の手に渡ったあと、アルベドの元に辿り着きます。)
そしてアルベドはドラゴンスパインに関する重要な話を始めます。
この雪山(ドラゴンスパイン)には、数百年前に「風神バルバトス」と「トワリン」が共に倒した、「ドゥリン」というモンドの脅威だった黒龍の亡骸が眠っています。
そしてアルベドは、ドゥリンが眠るこの山の雪が一年中溶けないのは奇妙なことであり、ドゥリンがここに落ちたのは、ウェンティの意図によるものではないかと推測を立てました。
雪山を墓場に選んだのは、氷の力でドゥリンの毒を封印するためだった…というのがアルベドの考えです。
そして、アルベドが旅人にわたした剣は、ドゥリン(龍)の亡骸が材料として使われているそうです。
死んだ龍の目玉、爪、鱗……それらを粉末にしたものが剣身に塗られて、ドゥリンの穢れと毒が剣の中に溶け込み、その力の源になっているとのこと。
アルベドの推測では、剣を作った鍛冶職人は完成後斬れ味を試し、穢れた力が柄を通ってその体に入り込んでしまいました。
呪いにより精神錯乱に陥った鍛冶職人は、辺りを彷徨い、もしかしたらその身に何かが起こったのかもしれない…とアルベドはいいます。
しかし、トワリンの涙を浄化した旅人なら、穢れと毒に侵食されることなく、その危険性も排除できると信じているそうです。
アルベドは、この剣には力を吸収し、どんどん強くなる能力が秘められており、ある意味「生き物」と言えると考えています。
そして旅人に、実験のためにこの剣を持って冒険し、この剣を成長させて欲しいと頼みます。
雪山の秘密
剣を持って探索していたところ、旅人たちはこの剣を狙うファデュイに遭遇します。
ファデュイに剣が狙われた理由を、アルベドはこう推測しています。
その後、旅人たちは、近くの怪物が引き付けられ、影響を受けると身体能力が高くなるという地脈異常の場所に行きます。
地脈異常の土地のモンスターを倒すと、腐植の剣がさらに強くなりました。
アルベドは、剣が敵から力を吸収すると、この雪山に隠されたドゥリンの亡骸と共鳴するのかもしれない…と言います。
そして、アルベドいわく、もしその仮説が成立するなら、この雪山にいる怪物もドゥリンの亡骸と共鳴している可能性があるそうです。
ドゥリンの亡骸の力(龍の血)は、地脈に影響を与え、魔物にも影響を与え、力を強くする地脈異常を引き起こしてしまうんです。
この話は、もっと先のイベントストーリーでも伏線回収されます。
その後も旅人たちは腐植の剣で戦い続けますが、面白い現象が起きました。
旅人の浄化の力により、龍の血に汚染された力がろ過されたようなのです。
アルベドの意味深な呟きを聞いて、旅人はその場を離れます。
何日か経ち、旅人はスクロースと再会します。スクロースに調査結果を聞かれた旅人は、悩みつつも腐植の剣をスクロースに見せました。
このスクロースの発言も、次回のドラゴンスパインのイベントに繋がっていますが、今回は省略します。
スクロースと雪山を探索中、うっかり遭難してしまったパラドに出会います。そしてその場面に今度はファデュイまでやってきました。
この剣(腐植の剣)を狙っていたのは、氷の女皇でも、当時既に登場していたスカラマシュやタルタリヤでもありません。
何故か淑女(シニョーラ)の部下がこのドラゴンスパインを調査しており、偶然旅人がこの剣を使っているところを目にしたようです。
なぜシニョーラの部下がこのドラゴンスパインにいたのか。
実は本編では触れられていませんが、ドゥリンを倒す戦いに、シニョーラの恋人だったルースタンという騎士が参加しており、ドラゴンスパインで亡くなっているという伏線があります。
詳しくは、🔗シニョーラが500年間恋人の亡骸を探している話(考察)をご参照ください。
ファデュイを倒した後、アルベドとも合流します。
そこで腐植の剣の輝きを炎だと勘違いしたパラドが、腐植の剣に触れようとしてしまいました。
旅人が阻止をしようとした時に、腐植の剣が枯れた植物の近くに落ちます。
これVer1.2の白亜と黒龍では、枯れた植物が復活していますが、白雪に潜みし影というVer2.3のイベントでは、人間(死者)が復活しているような描写があります。
この後、アルベドに正式に腐植の剣をもらった旅人たち。旅人と別れたアルベドは、意味深なことを呟きます。
そしてVer2.3白雪に潜みし影に続く…という感じです。
そのうち白雪に潜みし影もまとめますね。
その他いろいろ
腐植の剣の物語は、ドゥリンがこの世に錬金術によって生み出された時の話となっています。
🔗錬金術でどのようにアルベドやドゥリンが生み出されたのか、考察をしたことがあります。
このイベントはエッセンス集めをして、色んなアイテムと交換する形でした。