★「赤月が日食に復讐を」の意味[原神]
こんにちは、Hanaです。
まず最初に、みなさん、原神世界の月はいくつあると思いますか?
1つ?2つ?3つ?
私はこの難問に、少しだけ、ほんの少しだけ、ありえそうな可能性を用意しました。
長文になりますが、できればお付き合いください。
※今回の記事は稲妻の時期(2022年3月)にアップした考察動画を、スメールの情報をもとに補足修正したものです。
↓過去の記事
かなり論が飛躍してるので、話半分に読んでください。
赤月(月食)と黒日(日食)
ダインスレイヴ紹介画像の予言
「赤月が日食に復讐を。」
これは、世界が反転したことの暗示ではないでしょうか。
赤月というのは一般的に月食を意味します。
月食は月が赤くなる
日食は太陽が月の影で黒くなる
このことから
月食→赤月
日食→黒日
とよばれることがあります。赤月は上ですでに登場しています。が、黒日もすでにゲーム内に登場しています。
月食は 太陽ー地球ー月 の並び
日食は 太陽ー月ー地球 の並び
(この際、星のスケールなどはあまり考慮しないものとする)
赤月が日食に復讐をという言葉は、
月食(赤月)が日食(黒日)に復讐を
という言葉に言い換えられます。
月は2つである
ここで、螺旋の10層や11層から見える満月と、
テイワットの空に浮かぶ満月のことを思い出してみましょう。
仮に月が二つあるとすれば、
太陽ー月ー地球ー月
という並びも可能になるのではないでしょうか。
そして
太陽ー月ー地球ー月
という並びになった際、
地球からは
太陽(黒日)ー月ー地球ー月(赤月)
という風に見えるのではないでしょうか。
カーンルイア滅亡の様子を描いた書籍では、カーンルイアは「黒日(日食)」と表現されていました。
しかし、主人公がカーンルイア滅亡に立ち会った際、赤月(月食)が見えていました。
つまり、「月」が2つ存在していることで、日食と月食が同時に起きた、もしくは、太陽の位置が変わったことで深淵の日食が月食に変わったと考えられます。
その上で、「復讐」とは、太陽の位置を「元に戻す」ということを意味しているのではないかと私は思っています。
それはなぜか。
原神世界は上下逆転しているという考察を、私は稲妻の時期にしました。つまり、星の内側にテイワットの七国があり、星の外側に深淵と呼ばれるカーンルイアがあるという考えです。
その上で、かつて、深淵にこそ「太陽」が存在していたのではないかと思っているんです。
理由は淵下宮のイベントで、深淵が「光界」と呼ばれていたことにあります。深淵は本来、闇の世界であるはずなのに、光界と呼ばれるのはおかしいです。
つまり、
月(星の内側=七国)ー地球※ー月(星の外側=深淵)ー太陽
(※厳密には観察者が立っている地面)
が、
太陽(星の内側)ー月ー地球ー月(星の外側)
という風に、太陽が移動したということではないでしょうか。
つまり、深淵の空にはかつて太陽もあり、光がある世界だった?
しかもこの太陽の移動は、
月(月食=赤月)ー地球ー月ー太陽(日食=黒日)
が、
太陽(日食=黒日)ー月ー地球ー月(月食=赤月)
になってしまうということになります。
つまり、「赤月が日食に復讐を」というのは、
かつて黒日だった深淵が、太陽を奪われたことで赤月になってしまったので、
「再び太陽を取り戻して、赤月が黒日に戻る」
もしくは
「再び太陽を取り戻して、赤月が黒日の立ち位置に戻る」
という意味を含んでいると考えられる…ような気がします。
追記(11/23)
ヨハネの黙示録(キリスト教の世界の終わりを描いた書)では、
「第6の封印が解かれ
太陽は黒くなり(黒日=日食)、
月は血のように真っ赤になり(赤月=月食)」
と書いてありました。
世界の終末に日食と月食が同時に起きています。
月は1つである
で、更に複雑なことを今から言います。
原神世界の月は「1つしかありません」
これを聞いた方は、こう思うことでしょう。
「え、さっき2つって言ったじゃん」
私が言いたいのは、
「本物の月」は一つしかなく、もう一つは「実体を持った虚像の月」なのではないでしょうか?ということです。
原神世界は本来、深淵こそが「地上」であり、太陽が星の外にあり、深淵にある月は本物でした。
しかしある時、「世界の反転」が起きました。
つまり、何らかのシステムを使って星の内側にプラネタリウムか鏡のように「偽の星空を映しだすようになった」
しかも映し出されたものは「実体を持っている」状態なのではないでしょうか。
原神の七国の夜空は、偽物の映し出された夜空であり、そこには深淵にある月の「偽物(分身)」が存在しているのだとしたら…?
つまり、
太陽ー月(偽物=七国)ー地球ー月(本物=深淵)
であり、外側の星を鏡のように内側に映し出すことで世界が逆転した。
上下が反転し、「逆さ」の世界が出来たと考えられませんか。
原神には逆さの都市や、逆さの神像が既に登場したことがありますが、あれらが逆さになっているのではなく、「七国」自体が逆さなのではないでしょうか。
私自身も確信がないため、ここらへんは軽く聞き流してください。
また、もう一つ言っておきたいことがあります。
私たちが生きている世界では、太陽の光は雨粒や水晶など、透明なものに当たると光が屈折して様々な色に見えることがあります。
例えば、虹。
あれは太陽の光が雨に当たって屈折し、様々な色に見えています。
原神世界には、反転した夜空を映し出すもの以外に、光を7つの元素に分離する「プリズム」システムが存在しているはずです。
つまり、光元素が7つの元素に分離させられているのです。
誰がこれを行っているのでしょうか。
1番有り得そうなのは今のところ天理です。
「太陽の光を天理が7つの元素に分離している」
さらにややこしいことになってきましたが、もう少しお付き合いください。
月は3つである
また複雑なことをいいます。
本来の月は、3つあります。
え、さっき2つって言った後に1つって話をしたばかりじゃん。
きっとそう思われたことでしょう。
厳密にいうと、太陽が本物の月のそばにあったとき、月には3種類の見え方がありました。
三日月、新月、満月です。
この三つの月と草神の関係性はこちらの考察記事をお読みください。
この記事の考察では、
三日月→新月(マハールッカデヴァータ)→満月(マハークサナリ=ナヒーダ)
ということになります。
ちなみに、
日食は新月(マハールッカデヴァータ)のときに起きる現象、
月食は満月(ナヒーダ)のときに起きる現象です。
①実体を持った虚像として七国の空に浮かぶ満月が映し出されている
②同時に月の精霊(摩耶)としてナヒーダがいる
ちょっと何言ってるかわからなくなってきた方、とりあえず留まってください。
太陽はどこにあるか
太陽はおそらく天空の島にあります。
大日御輿ではなく、本当の太陽の方です。
ここで、先ほど保留にした7つの元素に光が分離する話も絡んできます。ちょっと考えてみましょう。
「→」というマークは太陽光の向きだと思ってください
(天空の島)太陽→プリズム→(7国)七元素
というふうに光が当たり、プリズムの部分で光の屈折により7つの元素に分離していると考えることができます。(これも冒頭の動画で説明しています)
原神内にはプリズム(光を分散させる道具)をモチーフとしたアイテムが沢山登場します。
これらは神の光(太陽の光)が複数の元素(いくつかの色の光)に分かれることを意味しています。
神の目システムは1つの神の光(原初の神の力?)が分離してできたシステムではないかと予想できます。
その上で、私がいつも思うのは、テイワットの月は満月しかないのはおかしいということ。
月の光は太陽との位置関係で変わるはずなので、テイワットの月がずっと満月ということは、太陽がどこかに固定されていることになります。
つまり、原神プレイ中にみかける7国の空の太陽は偽物であり、ただの明かりである。
本物の太陽は一箇所に固定されており、しかも
太陽→地球→満月
という一直線上の位置関係ということになる。
深淵は少なくとも太陽がいなくなった世界なので、深淵に太陽はありません。あるとしたら天空の島です。
太陽(天空)→地球→満月(深淵)
という並びになっていると考えるのが適切です。
太陽がいつも同じ方向から月を照らしているため、満月がずっと続いているのではないでしょうか。
深淵の本物の月にいつも一直線にしか光が当たらないので、
本物の月の虚像である7国内部の月も満月にしかならない。
なぜ虚像の月という発想をしたのか
本当の月は深淵にあるものであり、テイワットの夜空には虚像の月がある…
今回のこの発想はナヒーダがインド神話のクリシュナ神をモチーフにしているという考察から生まれました。
クリシュナ神は実体を持った「摩耶」(幻)を生み出す神です。
クリシュナ神はおそらく世界樹そのものであり、世界樹の分身(虚像、摩耶)のひとつとしてナヒーダや虚像の月は生み出されました。
と、同時に、クリシュナ神の力を引き継ぎ、世界が摩耶という虚像で出来ていることを私たちに暗示してくれているのではないかと思っています。
この虚像に一番近くて、似ているものはプラネタリウムかな…と思ったので、考察記事にプラネタリウムという言葉を何度か出しています。あと鏡のような水晶が光や虚像(夢)を映し出している…と言うこともできるかもしれません。
水晶体の反転の作用で鏡のように虚像ができ、屈折の作用で虹のように7つの元素が生まれた…?
実際に月を見比べる
ただしうさぎのスケールが微妙に月の全体に対して一致していません
右耳が細く、左耳が太いことは一致しています。
角度、投影の仕方が違うのか、そもそも別物だからかはまだわかりません。
微妙に模様が一部一致するのも、ミスリードを誘っているからなのか、角度の問題なのか。
原神世界の月は小型化したり大型化したりするので、スケールをあまり気にしちゃだめなのかもしれませんが^^;
ちなみにリアルの月の模様も見ましょう
螺旋では渦が逆転する
北半球の渦は反時計回りに中心にいきますが、
南半球の渦は時計回りになります。
北=深淵(上)と南=七国(下)の逆転が起きていることがわかります。
補足
原神には北斗七星の伏線や、北極星(冬極の白星)の伏線が沢山登場しているのに、
太陽(偽り?の方)の運行の仕方は南半球という不思議設定があります。
またテイワットの文字がアルファベットを反転させたものになっているという要素もあります。
このことも今後上下反転説になにか影響してきそうです。
最初に(稲妻実装して少したったくらい?に)上下反転の動画を出した時、かなり半信半疑というか、「面白い説」程度で見ていただいていたような気がするのですが、
スメール実装直前あたりになって真実味が増してきて、視聴者さんたちの声にも変化があって嬉しいです。
動画を作って欲しいというお声を今でもいただくのですが、動画制作をしたい気持ち半分、時間がかかりすぎるし私生活が厳しくなるから難しい…という気持ち半分という状況です。
考察記事ばかりになってしまいますが、それでも私の考察を見に来てくださってる方々、ありがとうございます。
闇の光について
無相元素とアビスの「漆黒の光」について
みなさん、このアレフのシジル(紋様)の意味を考えたことはありますか。
悪魔学では二重丸の線の間に悪魔の名前を書き、中央に印章を描きます。
アレフのシジルは、特にゴエティアの影響を受けて原神風にデザインしていることがわかります。
ゴエティアのマークはソロモンと強い結びつきがありますが、実は六芒星もソロモン由来のものです。
アレフと戦う時、二重丸の内側に七芒星が浮き上がりますが、これはダビデの星(六芒星)を元素の数に当てはめて七芒星に作り変えたものです。
六芒星を円で囲ったものをソロモンの印と言います。
黄金の夜明け団はゴエティアやソロモンの印(六芒星)の影響を受けたペンタグラムを使います。
黄金の夜明け団は二重丸の線の間に天使の名前を書いています。
原神はシジルにex culmine lucis in magno elementorum(光の頂点から元素の偉大さへ)と書いてあります。
これはおそらく光が7つの元素に分離したことを指してると思います。
ちなみにこの無相元素(7種)はテイワット大陸において、原始的かつ純粋な元素として古くからあるようです。(開発者共研計画より)
そしてex culmine lucis in magno elementorumはアビスの魔術師のシジルや、アビスの詠唱者の本にも記載されているのでアビス側の考えのようです。
つまり、ここでいう「頂点の光」は、セレスティア(天理)のことをさすのではなく、深淵側の「(漆黒の)光」を指します。
さて、詠唱者の本の内容の全文を見てみましょう。
つまり、無相元素は深淵の漆黒の光が7つに分化したものを意味し、
アレフのシジルは7つの漆黒の元素(無相元素)や漆黒の光と関わりがあるもの(もしくは分化の過程)を指すと考えられます。
ちなみに無相元素やアビスが使う元素は、宇宙(深淵)のエフェクトが多様されているので宇宙元素と言えるかも…?
余談ですが、7芒星は原神がよく参考にしているセレマ哲学において、ババロン(原神のイスタロトのモチーフのひとつ)を意味しています。