帰らぬ熄星[原神]
今回は2020年のVer1.1イベント「帰らぬ熄星」の内容と伏線を、考察交えつつまとめるNoteになります。
ストーリー
元素力を持った隕石
ある日、モンドと璃月周辺に隕石が振り、それに触れた人々が突如昏睡状態に陥るようになりました。
旅人はフィッシュルやモナと共に、問題解決に向かいます。
昏睡状態に陥っている人々は、どうやら雪山に登る夢を見ていたようでした。
調査を続けている途中、フィッシュルの神の目が光ります。
オズ曰く、「神の目に影響を与えられるのは元素力だけ。」ということで、隕石に元素力があり、神の目が光るのは、その呼びかけに答えてるからではないかという仮説がたちました。
旅人たちはその仮説のもと、神の目で隕石の欠片を探します。
キャラクターが星屑に近づくと、神の目が星屑と共鳴し光を放ちます。星屑に近づくほど、光が強くなります。
隕石が出す熄星エネルギーは、周囲の敵にも影響を与えます。熄星の影響を受けた敵はより凶暴になり、さらに元素の守りを獲得します。
そんな空から落ちてくる星(=隕石)に、イベント期間中の旅人は挑戦をできました。
実際に隕石を片付けると、悪夢を見ていた人々は目を覚まし始めました。
モンドの清泉町に降ってきた隕石は片付けることができましたが、その後璃月に向かうことになりました。
璃月にもモンドと同じように、隕石に苦しむ人々がいました。そこでフィッシュルはこれが亡くなった人間による呪いなのだとほぼ結末を言い当てます。
余談・フィッシュルの伏線
フィッシュルは一見ただの厨二病キャラのように思えるかもしれませんが、予言者的な要素を持ったキャラです。
かなり早い段階で結末を言い当てています。
地脈の流れが単純な場所
旅人は半信半疑でしたが、一度フィッシュルの言うことに従って、呪いに詳しい人を探します。
結果として、呪いに詳しい人は見つけられませんでましたが、占星術師モナを頼ることになりました。
モナは地脈の流れが単純な場所で占いをすると言い出します。着いた場所は鷹飛びの浜が見渡せる、恐らく昔モンドにあった文明の遺跡でした。
モナが占ったところ、この隕石たちが誰かの命ノ星座だということがわかりました。
命の星座がだれのものか調べていく必要が出てきました。
ヒントは、隕石に触れた人が雪山を登る夢を見るということでした。
モナがいうにはそれは未知なる高山、雪に覆われた地で、ドラゴンスパインのような知られた場所でもなさそうです。
旅人たちは、雪山を特定するために、夢に関する情報を集めようとします。
そして情報を集めたところ、やはり夢に登場するのは未知の山で、みな山頂を目指しているという共通点がありました。
そこから、命の星座の持ち主は、雪山への挑戦を渇望する者だろうということがわかります。
モナは再度占いを行い、命の星座の持ち主を特定します。
持ち主がわかり、さらに調査を進めていたところ、再びスカラマシュに出会います。
旅人は危険を感じたモナによって退避させられ、スカラマシュとまともに会話をすることはできませんでした。
スカラマシュがなぜモンドにいたのかというと、隕石を収集・研究するためだそう。
その後、旅人たちは、ファデュイが隕石を召喚したのではないかと考えます。
なぜ隕石が落ちてきたのかは不明ですが、また調査に向かいます。(ちなみに、最後まで本当にファデュイのせいなのかは分かりませんでした。)
レーナルトの正体
モナが隕石から採集した砂塵を占いに使ったところ、とある情報が見つかりました。
隕石には千年以上の歴史があり、レーナルトは昔の人であることが分かりました。
モナは、レーナルトが山頂に登りたいと切望していたことから、恐らく冒険者だったのだと言います。
モナいわく、もし隕石に願いが乗せられているとなると、フィッシュルの言った通り、それは「呪い」といえるそうです。
(私たち、祈願してキャラクター(隕石)を召喚していますが…。)
旅人たちは、レーナルトについて知るために図書館に行きました。そこで、ほとんどの文字が読めなくなったレーナルトの著作を発見します。
モナが不足している部分を星盤で推算して、解読したところ、レーナルトは2000年前の冒険者でした。「とんがり帽子山」という雪山に登るのが彼の夢で、落ちてきた隕石は彼の命の星座です。
隕石にある元素力は、暗示という形で周りの住民に影響を及ぼし夢を見せました。
そして、隕石の中には核心のような存在があり、それがレーナルトの精神の結晶となっているそうです。
とんがり帽子山
とんがり帽子山は、現在のモンドにはありません。
モナが言うには、本にあった地図と今のモンドの地形を比較すると、とんがり帽子山はもう存在しないことが分かるそうです。
風神バルバトスは人々のために氷雪を飛ばし、モンドの地形を変えました。かつての山は海に沈んでしまって、海面から顔を覗かせる山頂部分のみが残りました。
その部分を現在、「マスク礁」と呼んでいます。
マスク礁は今、螺旋がある島です。
螺旋はかつてとある文明の古都でした。
これは予想ですが、恐らく地脈の流れが単純な場所と呼ばれていた遺跡の文明と関係があると思います。
それがバルバトスによって吹き飛ばされた…
これも後々恐らく魔女会に関する伏線として繋がってきます。🔗魔女会の考察
螺旋の島に旅人が行くと、そこには隕石の核があり、スカラマシュがいました。
そこでスカラマシュは、原神世界全体に関わるとても重要なセリフを言います。
スカラマシュ
「気付いてしまったんだ…恐ろしい、重大なことに…星空自体、巨大な嘘なんだ。」
スカラマシュにこの調査をさせたのは道化らしいです。
スカラマシュがいなくなったあと、旅人たちは隕石の核心を壊します。
壊すと、レーナルトの物語が始まります。
隕石の核心を壊したことで、すべての人が目を覚ましました。
最後に重要な伏線となるんですが、全てが解決してみると、フィッシュルが最初の方に言っていた通りになっているんです。
フィッシュルは実は本当に運命を見通す力があるのかもしれません。
テイワットの夜空と運命
モナはテイワットの空を水で映し出して占う(水占)占星術師です。
もしスカラマシュの言う通り、このテイワットの夜空が偽りで、本当の夜空が別であるとすれば、モナが見る占いは「偽りの夜空」をうつした結果となります。
また、テイワットの夜空には、レーナルトのように、神の目所有者の命の星座が輝いています。
これは公式から出されたモナの紹介文にも載っていました。
「「命ノ星座」って聞いたことありますか?「命ノ星座」は「神の目」の所有者の運命が星空に映った物、というのが占星術師の見解です。その者の過去、現在、未来、全てがその中にあるんですよ。」
誰かの願いが一定の強さに達した時、「神の視線」が降りそそぎ「神の目」が現れるので、それともに空に星が輝き出すのかもしれません。
神の目や命の星座を手に入れるということは、神によってその人の運命が決定づけられるということでもあります。
基本的に、一度決められた運命は変えることができません。しかし、現在魔神任務内でたった1人だけ、神の視線を逃れて運命を変えた者がいます。が、その話はまた別の機会に…。
※今回の話はXにて先行公開していたものを、再編(加筆修正)しました。普段モチーフ考察はXにて投稿していますが、これからnoteにもまとめていこうと思います。(Hanaの🔗Xアカウント)