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2030年の調理実習教室を考えるワークショップ レポート
3年後の2024年に新校舎をオープンする計画をすすめている辻調理師専門学校様から、調理実習教室のAV環境の構成や運用を検討していきたいとご相談をいただきました。
新校舎オープン時に導入可能な既存の商品やサービスを選定するのではなく、もうすこし先の2030年頃に、辻調理師専門学校ではどのような教育を実践していきたいのかを考え、バックキャストで2024年の調理実習教室のAV環境を考えたい、とのご要望をいただき、相互に意見交換しながらワークショップの設計を進めていきました。
会場は弊社ラボにて、25名の参加者と、数名のオブザーバーが集いグループワークを行いました。
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事前課題
事前課題として、参加者全員に「学校生活を通して身につけてほしい・学んでほしいこと」を3つ書き出していただきました。3つ書き出すことで、参加者それぞれの多様さが見えることも期待しました。事前課題は、当日のワークショップの時間を有効活用するため、また事前に考えておいてもらうことでワークショップ開始時にテーマに思考を切り替えやすくなります。
事前課題をシャッフルして、他の人の考えを読み解く
当日は、チームに別れていただき、チームメンバー間で事前課題を交換(シャッフル)して他人の考えを読み解くワークからスタートしました。他の方の考えを自分なりに深めることで得られる「発見や共感」がここでは大切になります。
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思考を未来に切り替える
昨今のトレンドや技術動向から極端な将来をシナリオ化した5つの「未来ストーリーシート」を準備し、各チームにランダムで割り当てて2030年を妄想するワークを行いました。極端な思考で参加者が持ち合わせている暗黙の前提を揺り動かし,新しい発想を生み出します。
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2030年の学びの環境を考える
2030年で実用化される可能性のある技術をカードにして準備し、それをヒントにして、具体的な学習環境のアイデアを出していただきました。
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ワークショップを終えて
担当の方が参加者の方にむけた事後アンケートのデータを提供してくださいました。
今回は問題解決ではなく発想を広げる方向性と事前に伺っていたこともあり、思考をそちらに切り替えて行いました。特に私達のグループは技術職員と事務職員が半々だったこともあり、AV機器ありきというより「そもそも教育とは」の観点から考えることが出来たのは大きな収穫でした。単純に他部署の先生と話すこと自体が貴重だったうえ、様々な視点を垣間見ることができました。
理想の環境や未来イメージに関しては、全職員からアイデアを募ってもいいと感じた。そして、今回のメンバーで実現可能かどうかやどのような機材が必要かを精査していくと、より様々なアイデアが出るように感じた。それほど手ごたえを感じるいいWSでした。
ソフトディバイスでは、オフィス地下にあるラボを使ってワークショップを企画、実施しています。テーマに応じて、オーダーメイドにプロセスやツールをデザインします。ご興味のある方はぜひご連絡下さい。
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