[キャリアアップストーリー]29歳IT未経験からNW機器更改を経験し、システム運用に勤しむ
九州ソフタスの伊藤です。
私は、以前は携帯電話の販売や製造業など、今の仕事とは全く異なる業務を行っていました。もともと接客や人に説明することが好きだったので、IT関連で活かせる仕事ができないかと考え、情報系の専門学校で1年間学習したのち、九州ソフタスに入社しました。
IT実務未経験からのスタートで、最初は何も分からない状態で大変なことも多かったですが、少しでも何かの参考になればと思い、このように記載させていただきました。拙い内容ではありますが、どうぞよろしくお願いします。
一現場目:地方自治体情報ネットワーク・サーバ更改総括業務
入社して最初に携わった業務は、地方自治体の情報ネットワーク機器の更改プロジェクトでした。未経験の中で、いきなり機器更改業務の総括として参加することになり、大規模なプロジェクトで自分にできるか不安もありました。しかし、「できることを一つずつやっていこう」と心に決め、業務に取り組みました。
総括業務では、毎週行われるお客様や構築業者との定例会議やその資料作成、調整対応などを行いました。進捗に合わせてさまざまな工程が進む中で、システムが形になっていく過程を間近で体験できました。このような現場の第一線での対応は貴重な経験となり、非常に学びが多かったです。
業務は忙しい状況が続きましたが、職場には気さくな方々が多く、飲み会やフットサル他、イベントごとの参加など、気持ちを切り替える環境があったので、メリハリがあり充実した日々を過ごすことができました。
機器更改後の職員向け研修は自身で作成した資料で、講師として対応し、普段厳しい上司からその時褒められたことは今でも記憶に残っています。
運用業務のスタートとしては特異な環境だったかもしれませんが、たくさんの方々に支えられながら仕事を進めることができました。
二現場目:地方自治体情報ネットワークシステム維持管理業務
システムの更改が完了した後は、新しいシステムの運用維持管理を担当しました。ここでは、システム監視、障害対応、顧客対応、ヘルプデスクなど、運用に必要な基礎的な業務全般を学びました。
サーバのログを確認し、見知らぬエラーをググって調べ、故障修理から戻ってきたPCをマスターからリカバリする作業など、運用に携わるまでは、システムやサービスが提供されるのは当たり前のように思っていましたが、その裏で障害対応やセキュリティ対策、情報収集など、さまざまな課題に取り組んでいることを実感しました。
こうした運用業務を通じて、システムの安定稼働を支えるために必要な知識とスキルが身についたように思います。
三現場目:地方自治体ネットワーク監視運営保守業務
三現場目では、最初の自治体とは異なる別の自治体に配属され、現在もその現場に常駐しています。前現場ではPC保守やヘルプデスクの対応もありましたが、今の現場ではインフラ側のネットワーク、サーバへの対応がメインとなっています。
現場の環境で仮想サーバや実機での検証を行うこともあり、技術的なスキルが向上しました。
今年で今の現場は10年目を迎え、運用業務に加え、ネットワークやサーバの更改対応も行う中で、前回の現場よりもさらに深い理解を得ることができ、これまで以上にやりがいを感じるようになりました。
3年前には責任者を任され、2年前には現場の管理SEと同時に主任になり、自分自身だけでなく、現場全体や周りの環境にも影響を与える立場となり、より多くの業務を担当することとなりました。業務の幅が広がる中で、知識不足を感じることもありますが、その分、日々学びながら成長を実感しています。最近ではWindows11化、M365化に向けてMicrosoft系のスキルの学習に現場全体で取り組んでいます。
これからも、業務に全力で取り組み、関わる人を巻き込みながら精進し、運用業務に勤しんで参ります。
今後ともよろしくお願いいたします。