TENETを観たんスよ
そういえばTENETを観たんですよ。
Twitterで友人が「TENETのあれはどうなってんだろな!」みたいな話を公開当時していたことを思い出し、ブルーレイで買って巻き戻したり繰り返したりして観たろやないか!と、意気込んで視聴したものの…
なんかすんなり頭に入っちゃった。
ヘッダーにしているビルの爆破のシーンだけ巻き戻して観た。
むしろ気になったのは設定の穴みたいな部分で、
①エントロピーの逆行が時間逆行の論拠であるなら逆行中の視覚は極端に暗くなるか、見えなくなるはず(現に外気は肺に入らないしヘモグロビンの酸化も行われない)
②逆行は同一時間軸内では起こりえない
③後退してくるブルーチームの描写があまりない
みたいな部分は作劇の都合上うまく改変させられた部分なんやろなぁ。というのを感じながら見ていた。
逆行中に爆発が起こると熱が冷気に変わるみたいな部分も理論上は「そうはならんはずやけどな」と思っていたが、それを利用したトリックみたいなものが展開されるのかなと思って黙ってみていた。(そういうのはなかった)。
あと、銃創が逆行によって治癒するみたいな描写もあるけど、あれも「そうはならんやろ」とは思ったけど、そこはもういいや。
今作で一番気になったのはエリザベスデビッキがデカいという点。
なぜそんなことが気になったかというと、エリザベスデビッキ演じるキャットが本作のヒロインであり、映っている時間が非常に長かったため。
本人は身長191cmと大変高身長でスタイルもいいため個人的には「キレイやなぁ」という感じでしかないのだが(BLAME!のシボのコスプレとかしたらええんちゃいますか。)これがスクリーンで他の役者と一緒に映ると画角が「デビッキから他の役者」もしくは「ほかの役者がデビッキを見上げる」視点となり、とたんに画面に奥行きがなくなってしまうのである。
見ていて「あーなんか画面が斜め下を向いてるな…」「斜め上を向いてるな」というシーンが多く感じられた。
どうしても画面に奥行きを出したいシーンではお互いを座らせるか、デビッキを寝かせるかしているという撮影上の努力の痕跡が見えてしまい、大変なんだなぁという感じが先に立ってしまった。
「華麗なるギャッツビー(2013)」でトビーマグワイア(身長172cm)と並んで映っているときはそんなに画角のナナメ感を感じなかったのにね。
こと今作、つまりアクション映画の性質上ここも難しいところなのであろう。
それでも映画としてちゃんと面白かったところがノーランの凄いところなのかもしれない。
面白かったよ。
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