頭に傷を負っている男は、かつての敗戦経験から、不安や恐怖でとても慎重になっている。彼にとっては、守備をしっかりすることが最大の任務なわけで、能動的エネルギーは失われたままだ。 よくよく考えを巡らせてみれば、守備体制は一概に弱さとは言えない。動きはないが、男は、逃げ出してはいない。むしろ、屈しない精神力がうかがえる。 会社組織に所属している場合、会社の方針に従う事は当然の務めであり、 また上司の指示に従う事は、慣れない新人であれば、仕事を覚える上でも欠かせない。 傷を負っ
大きなコインを手にする絵柄は、金銭面での豊かさをストレートに感じさせる。「お金」によって物理的な現実はすぐに引き寄せられるのは言うまでもない。ありがたく極まりないこの現実感は、「知覚」によって認識される。 現実化、再現性、利益、五感で感じる事、例えば、料理を味わうとか洋服の着心地、良い香りが漂うことは、 「知覚」から生じる事であり、ペンタクルのカードを考える上でイメージしておきたい二文字と言える。 実態のあるものと深く関わるこのカードは、豊かさと損失の両方の現実化とも言え
審判のカードをひとつのフレーズに落とし込むとすれば 「人生における区切りの時期を天使がファンファーレで知らせてくれる」という形に落ち着いた。 ウィキペディアによれば、審判とは「ある問題について検討し、その是非や適否などについて結論を出すこと」とある。 経験の少なかった若者が紆余曲折を経て様々な経験を積む。やがて数知れない選択を繰り返しながらたくましく成長していく。 人生は、前進する時、途中成果を仰ぎ見て選択し変更する時、成果を受け取る時、の流れの繰り返しとも言える。
癒しの担い手ラファエルが、 手元を見ずに、バランスよく水をカップから別のカップへと注いでいる。 この安定した面持ちの天使は、私たちに何を伝えているのだろうか。 ここ数年、コロナ禍に見舞われた私たちの不安やストレスは言うまでもなく、当たり前だった日常の変化が激変した。 「節制」のカードは、変化を受け入れる覚悟、あるいは異なる性質のものを取り入れ、融合させ自分のものにしてバランスをとる必要性を示唆しているカードともいえよう。 天使というのは、聖書では私たちに重要な何かを伝えて
西洋占星術とタロット占いをしているソフィーです。 これからどうぞよろしくお願いいたします。