トッピングは是か非か?
犬と猫が健康であるように・・note48
皆さまは、ご愛犬・ご愛猫の毎日の食事に何かトッピングをしていますか?
お客様のお問い合わせでありますのが、「毎日同じ食事だと可愛そうだから・・」というお話しをされます。
心情的にはよく分かりますし、お気持ちのこもったものと受け止めています。
以前にも書きましたが、地球上に人間が生まれて3000万年くらいです。
この長い歴史の2999万9900年間は、「飢餓」との戦いの歴史でした。地震、干ばつ、津波、氷河期、山火事などの天変地異との戦いで、人々はいつも飢えをどう凌ぐかがメインテーマでした。
しかし、この最近の100年だけが、「飽食の時代」となり、好きなものを食べられ、そしてそれらを残すことが許されているのは、今だけでしょう。
犬や猫も同じです。
ペットフードができる前までは、毎日の飢えをどう凌ぐかでした。昔はゴミ箱あさりをする犬猫がよくいたものです。
ですから、私の幼いときにいた周りの犬で、肥満しているのを見た記憶がありません。
ペットフードが誕生してからのここ50年くらいで、犬猫の食生活は大きく変わりました。飼われている犬猫は飢えで死ぬことはなくなった反面、人間と同じように生活習慣病を患うようになったのです。
同時に、飢えていた頃は口に入るものは何でも食べていた犬猫たちが、飽食の時代のペットたちは選り好みをするようになり、食事を残すことも当たり前になってしまいました。
癒され、喜びを分かち合えるパートナーである彼らも、食生活や病気までも分かち合うことになってしまいました。
そんな舌がこえてきた犬猫に対して、飼い主さんは「ササミをトッピングしないと食べないんです」というお話をよくされます。
飢えていた頃には考えられないようなことで、トッピング=ふりかけをしないと食べなくなってしまっている子がナンと多いことか!
もし、私が「トッピングは是か非か?」と問われれば、「トッピングをしないで食べられれば一番でしょうね」と答えます。
もちろん「育ち盛りの時の少食」「病気からの回復期の時の少食」、そして普段の生活の中での食事の楽しみとして、時にはトッピングも必要なのは知っております。
しかし、市販のトッピング用として売られているもの中には、
①高タンパク質高脂肪のもの=生活習慣病を引き起こす最大原因です
②原材料が??のもの=原材料は人間の食品基準と同等のものが望ましいです
③添加物が入っているもの=それによって嗜好性を増したり、防腐剤、着香料などの使用 等が数多く売られています。
商品の一例を挙げてみますと、「馬肉のミンチ」「ササミ」「鶏レバー」「鶏肉」「鰯」「馬肉」「羊肉ミンチ」「フリーズドライチキン」「鮭」「納豆」「チーズパウダー」「ペット用スープ」・・・等々。
やはり食べつきをよくする為に、高タンパク質高脂肪の製品が多いですね。
クプレラを食べている犬や猫は、他社のフードと違って「高タンパク質高脂肪」に偏らない健康的な食事しています。しかし、上に挙げたような肉の塊、肉の加工品のようなトッピングを使ったら、たちまち「高タンパク質高脂肪食」に早変わりしてしまいます。
ですから、もし与えるとしても、ドライフードの量を少し減らして与える必要があります。
またトッピングの弊害として、本来は規定量で足りてたものを、美味しくて余分に食べてしまうこともあります。それを続けていくと、肥満や高脂血症などの生活習慣病を招くかも知れません。
トッピングを否定するつもりはありません。必要な場合もありますし、上手に使えば健康を増進する場合もあります。
■ソフィアお勧めのトッピング
『レティック ノンオイル チキン&スイートポテト 犬用・猫用』
「ノンオイル」タイプのレティック栄養補助食。おやつ、栄養補助食品としてお使い頂けます。ノンオイルにすることで、原材料を全て国産化することができました。また、オイリーでは無い為に与えることへの抵抗感が無くなりました。もちもち感が増しました。
『レティック チキン&スイートポテト 犬用・猫用』
全て厳選された食品用食材を使用しております。着色料、合成添加物、保存料は一切使用しておりません。
このレティックは、そのままおやつとして与えることもできますし、ドライフードに混ぜ込んで与えることも可能です。食べ渋るような場合に、トッピング用としてもお使い頂けます。人間の食品用食材だけで作られていますので、安心して与えることができます。食欲にムラが出たり、食欲が減退した子に、たまのおやつにと、使い方はさまざまです。
※余談ですが、私はおやつやトッピングに、焼き芋、干し芋を与えています。これからの時期におすすめです。また、お客様のお話を伺うと、「ブロッコリーの芯」「キャベツの硬いところ」「ジャガイモ」などを茹でて、トッピングに使っている方も多いです。これらの野菜などは、食物繊維も摂れるし、カロリーも低いですから、良い材料かと思います。
※老後のことを考えると、若いうちから何でも食べられる子に育てることがよろしいかと思います。最期の方はドライも食べない、缶詰もダメとなることが多いので、お粥(お米)やサツマイモ、ジャガイモ等、何でも食べられるようにしておくと良いですね。
いぬとねこの健康食品の店ソフィア 代表池田