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タイの伝統工芸品ヤーンリパオバッグの種類を紹介!

ヤーンリパオの葉と茎から作られるバッグ

タイのヤーンリパオというつる草を使用して手作りで編まれているヤーンリパオバッグ。

そもそもヤーンリパオバッグとは?気になる方はこちらの記事から!↓↓

ヤーンリパオバッグには二つの種類がありますが、
使用されている素材の部位によってタイプが分かれます。
今回は、ヤーンリパオバッグの種類について紹介させていただきます!!

ハードタイプのバッグ 

 ▼ハードタイプ

ヤーンリパオの茎の部分を使用して編まれたバッグです。
茎の素材を薄くはぎ、その後「チャック・リヤド」呼ばれるその素材の芯をくりぬく工程を行います。

チャックリヤド工程

この工程を行う事で表面が滑らかになり、素材の1本1本の太さが揃うため、編んだ時の形がきれいになります。
ハードタイプは、とても丈夫で重厚感があります。

▼ソフトタイプ

ヤーンリパオの葉の部分で編まれたバッグです。
パームヤシの葉と組みあわせて使用されることもあります。

ソフトタイプのバッグ

タイでは「透かし編み」と呼ばれており、柔らかい葉の部分を使用して編まれた複雑な模様が特徴です。デザイン性があり、軽やかに持てるバッグです。

そもそもヤーンリパオとは?

日本ではなじみのないヤーンリパオという植物。
実物はこんな感じです↓

ヤーンリパオ

和名のカニクサの一種という事で、日本でも九州などの温かい地域で見ることができます。
カニクサを調べてみると…「カニクサ 除草」「カニクサ 厄介な雑草」などと出てきます。

ヤーンリパオの茎と葉

どうやら地下茎に茎があり、一度根付くと駆除が困難を極めるとのこと。
カニクサにも色々な種類があるので、一概には言えませんが、そんな繁殖力の高い植物をうまく伝統工芸に変化させてしまうタイの方々の知恵に脱帽です!

タイの方々の知恵と忍耐が詰まった伝統工芸品ヤーンリパオバッグ。
是非チェックしてみてくださいね!

※無断転載をお断りさせていただいております。

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