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【ゆるデジ】動画編集は冊子をデザインするのと似ている

グラフィックデザイナー出身の僕やスタッフが
ウェブ動画制作にチャレンジした雑感です。

映像制作はエディトリアル(編集)デザインと似ている

僕は企画と撮影から関わっている場合が多いので
まずはコンテや撮影素材を
確認して映像の流れを組み立てます。
大まかに

オープニング

イントロ

メインの内容

アウトロ

という形で組んでいきます。(僕の場合はですが)
もちろん起承転結を意識しながら

映像編集には苦手意識がありましたが
あまり悩まずに短時間でざっくり組めたのは
「編集デザインの経験があるからか」
とちょっと腑に落ちました
なぜなら、この映像の組み立てを冊子編集に置き換えると

表紙=オープニング

導入ページ=イントロ

本文ページ=メインの内容

表4=アウトロ

とこんな感じで
どの映像素材を組み合わせていくのか
最後まで飽きずに視聴してもらうための
カット割りやインサート、テロップの工夫などは
ページを最後まで読んでもらえるように
各見開きのデザインを工夫したりするのに似ているなと

当初は映像編集は苦戦するかなと思ってましたが
あまり悩まずにざっくり組めたのは
ページもののデザインを多くこなしていたので
知らないうちに構成力がついていたのかな

映像編集と冊子編集が似ているのは目から鱗でした。

2次元世界のデザインをやってきた身としてはこんな感覚です▼

冊子(本)デザイン+時間軸+オーディオ

もしかして的外れかもしれませんが僕の中での理解はこんな感じなのです。
YouTubeの観られ方って色々あると思いますが
本を読んで学ぶことが動画に置き換わっていているようなコンテンツって
けっこうあると思いませんか?
僕は最近、草刈り動画にはまってますが
料理の作り方からキャンプの仕方、企業のブランディングに
芸能人のファンづくり、政治家の選挙活動まで
個人がそれぞれの領域で動画で出版してるような感じですよね。

もちろん冊子的な展開でやっているものばかりでもないし
ほぼ編集なしの映像なんかもYouTubeならではの映像もあります。

僕の場合は、雑誌をつくるように各パートの展開や
観ていて飽きないように緩急をつけてさらにオーディオ要素もつけて
というのが誌面デザインに時間軸と音をつけていく感覚が楽しいですね。

ちなみにNHKで放映していた初期の「映像の世紀」のエンドロールに多分、プロダクション名で「Hot Shot Cool Cuts」というクレジットがあり(うら覚えです)、直訳で「熱い映像を冷静に編集する」ってことかカッコいい〜と勝手に興奮してました。


株式会社 創童舎
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