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窓の外 No.6
精神鑑定 開始
先生「君の精神鑑定、今日から始まるみたいだから。」
私「わかりました。」
(やっとか! 長ぇよ!!)
そして鑑定をしてくれる精神科医との面談が始まりました。
鑑定医「過去に既往歴はある?」
私「統合失調症と不安定性パーソナリティ障害と診断されたことがあります。」
鑑定医「自殺企図は過去に何度ありますか?」
私「18歳の頃から始まって1度や2度ではありません。」
鑑定医「今回はなんで過剰摂取したの?」
私「自暴自棄になったからです。」
鑑定医「わかりました。それでは今日はこれで終わりです。」
(え?こんな感じ?)
鑑定医「あと、2回ばかり鑑定をするのでよろしくお願いします。」
私「はい。わかりました。」
第一回目の「精神鑑定」は20分足らずの簡単なもので、こんな物なのかと少し疑問が残りましたが始まってしまったものは仕方がありません。
次回の精神鑑定は約2週間後くらいにありました。
鑑定医「薬を過剰摂取した時の詳しい状況を教えてもらえますか?」
私「知り合いや養父との関係がうまくいかなくて、前にも言わせてもらいましたが自暴自棄になって薬をいっぱい飲みました。」
鑑定医「死のうと思った?」
私「いえ、死にたいとかではなくてしばらく眠っていたい、休みたいと思ったからです。」
鑑定医「わかりました。今日の面談は以上です。」
私「わかりました。ありがとうございます。」
鑑定医「そういえば、近いうちに臨床心理士という方が面談に来るからね。」
(ん?臨床心理士って何??)
私「それはどういう人ですか?」
鑑定医「あなたの心を鑑定してくれる人ですよ。」
(今までのこの面談はなんだったんだ?)
私「… わかりました。」
こうして私の「精神鑑定」が始まりました。