原宿 1980 夏_36
No. 36 oclok
それからオレのアパートは
チームのメンバーのたまり場になっていった。
毎日のように何人かが入れ代わり立ち代わりあーでもないこーでもないと、
酒とタバコとロックンロール
う〜んパーフェクト!
多いときは男女あわせて
15〜16人で飲んでダベって踊って倒れるように全員泊まってく。
台所までぎっしり男女入り乱れて雑魚寝ときてる。
夜中トイレなんてときは
踏まないようにツイッターゲームさながら足の間腕の間と忍び足でトイレへと向かう。
ツイッターゲーム?
昭和の人しかわからないね!
今みたいに簡単に写真が撮れたら最高の思い出になったろうね、 ハハハ。
今想えば後にも先にもあんなかけがえのない時間は二度と無かったんだね。
だいたいその時は誰も気づかないものなんだよね。
まあ自分の記憶にしか残ってないから美しくかけがえのない時間だったと想えるのかもしれないけどもね。
学校でも会社でもなくただ原宿のホコ天で一緒に踊っているだけの関係不思議な関係だよね。
あれから随分の時間が過ぎていった。
みんなたまには思い出したりするのかなあ。
えっ、オマエだけだよって。
ハハハかもね〜
センチメンタルな俺でした。
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