運動学習を促進するためのコーチングPart2
皆さん、おはようございます!こんにちは!こんばんは!
パーソナルトレーナーの磯辺です。
今月の記事は私、磯辺が担当させて頂きます。
私の各SNSも載せときますので、ぜひフォローお願いします!
Instagram:ryo_fitness_pt
twitter:ryo_fitness_pt
突然ですが、現場で指導していてこんなお悩みありませんか?
▶︎クライアントのエクササイズフォームが中々習得ができない
▶︎エクササイズの効果が現れているのか不透明
▶︎指導に自信がない
これらの悩みに共通することとして
【運動指導が単一化されてしまっている】こちらの可能性があるかも知れません。。。
常に同じ指導、同じ声かけをしていたとしてもお客様の動作などに変化を生み出すことには時間がかかってしまいます。
では実際に現場でどのようにし指導していけばいいのか。
今回の記事の内容は、運動学習を促進するためには!というタイトルで
前回のからPart2として運動学習を促進するための考え方の部分について触れてまとめていきたいと思います!
もし前回の記事(運動学習を促進するキューイング)をまだお手にとられていない方がいましたら是非覗いてみてください!期間限定 で350円→50%OFFの160円で記事をご購入頂けますので是非一読頂けたら幸いです!
前回はキューイングのみにフォーカスをしてお話をしています。
前回のnoteはこちら
<iframe class="note-embed" src="https://note.com/embed/notes/n38a3cc0110f0" style="border: 0; display: block; max-width: 99%; width: 494px; padding: 0px; margin: 10px 0px; position: static; visibility: visible;" height="400"></iframe><script async src="https://note.com/scripts/embed.js" charset="utf-8"></script>
では早速いきましょう〜!
① 運動学習(Motor Learning)
そもそも運動学習と聞いてイメージ‘が湧かない人もいるかと思いますのでざっと簡単に説明していきます。
運動学習とは、練習や経験に基づく一連の課程であり、結果として技能的行動を行える能力であり比較的永続的な変化をもたらすものである。
この文章の中特に大切なことは、運動学習では【比較的永続的な変化をもたらす】ということ。
我々セラピスト・トレーナーによる運動指導後にパーフォーマンスの変化が起きたとしても、その変化が持続していなかったり動作の獲得ができていないものは運動学習において成立していないということになります。
指導において運動学習を成立していくためには多くのことを意識することで効率よく成立しやすくなり、クライアントの悩みを多く解決することができると考えています。
ですが、私含め、エビデンスベースで運動学習を促進できるような指導をしているセラピスト・トレーナーさんは一体どのくらいいるのか。
運動学習についてそこまで知らなかった方も知ってはいたけど現場で実践はできていない方も是非とも一読してもらえたらと思います!
では実際にどのような指導を心がけ実践していけば運動学習を促進し永続的に行える技能に近づけるのかエビデンスを含めてまとめていきます。
② 運動学習の分類
基本的には3つに分類分けする事ができます。
・古典的反復練習(Traditional Learning)
・変動的・ランダム練習(variable Practice)
・多様性練習(Differential Learning)
この3つの中で運動やタスクの変動性が最も少ないのは【古典的反復練習】で、最も変動性が多いのは【多様性練習】とされています。
イメージが湧きやすいように
【古典的な反復練習】とは、その動作を変化なく繰り返ししていくことです。
野球の練習で例えるとバットコントロールをよくしていくために、素振りを500回!みたく同じ動作を反復することで動作習得を目指していく考え方になります。
では【多様性練習】はどうでしょうか。
その一つの運動動作に様々なタスクを与えて身体への刺激を変化させその中で最適な動作パターンを見つけていくという練習方法。
例えば、スクワット一つにしてシンプルなスクワットだけを行うのではなくてシングルレッグSQやウォーターバッグなどを保持してのSQなどをするという事になります。
変動の少ない反復練習は中枢神経系への内在的フィードバックの量や変化も少なく無意識レベルの制御までに持っていくのは時間がかかると言われており
その人の身体活動レベルにもよるかと思いますが、タスクを与えることを恐れずに指導していくのもポイントになりそうかなと私自身考えております。
③ 多様性練習(Differential Learning)
運動学習において同じ事を繰り返さないということが重要になります。
2008年のFrank らの論文によると
質的・量的に違うエクササイズを実施し、身体への刺激を変化させその中から最適な動作パターンの習得を目指す。と伝えられており
また2006年のSchollhornらの論文では
同じエクササイズを繰り返し実施せずに、修正を促すコーチングを減らし自らが様々なタスク下から発見する事を促す。と伝えてくれています。
ここでのポイントは
【以前に行った運動動作との結果の違いから共通点を見つけ自らが考え動作を改善していく】
ここが重要なポイントになります。
ではなぜ、運動の多様化が運動学習を促進するのか。
ここから先は
¥ 350
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?