歯科で働く理学療法士が教える、表情筋の作用と覚え方
少しずつ寒くなってきていますね。みなさん季節の変わり目で体調崩れてないでしょうか。
どうも月末理学療法士の同級生です。
今回は国家試験でも出題される、表情筋の作用と覚え方をお伝えしていきます。
学生時代は表情筋を覚えるのが苦手で、国家試験前に急いで覚えた記憶があります。
毎年国家試験での出題数はそれほど多くないですが、落とすのはもったいないのでこれを機に覚えていただけたら嬉しいです。
また、最後の方に臨床での表情筋筋力トレーニングにおける注意点などもまとめています。
社会人の皆さんも是非読んでいただけたらありがたいです。
では、表情筋の覚え方やっていきましょう!
表情筋は下記のような構造をしています。
最初にこれだけ覚えましょう。表情筋は9つ、全て顔面神経支配です。
私たちはたくさんの筋があるので様々な表情ができます。
表情を確認しながら勉強するととても覚えやすかったので、写真と一緒の顔を是非してみてください。
表情筋は9つあります。
➀前頭筋:眉毛を上げる
顔面神経
➁鼻根筋:眉間にしわを寄せる
顔面神経
➂眼輪筋:まぶたを閉じる
顔面神経
➃大頬骨筋:口角を上げる
顔面神経
➄笑筋:えくぼを作る、口角を側方に引く
顔面神経
⑥口輪筋:口を開けたり閉じたり、口をすぼめる、口笛
顔面神経
➆頬筋:頬をくぼませる、頬を膨らませる
顔面神経
➇雛眉筋(すうびきん):眉を内下方に引き眉を寄せる
顔面神経
➈広頚筋:口角、口唇を下方に引く
顔面神経
このように表情筋は9つあり、全て顔面神経支配です。
表情を見て真似するととても覚えやすいです。
大頬骨筋と笑筋が似ていますので気をつけましょう。
◎大頬骨筋→口角を上げる
◎笑筋→口角を側方に引く
この後は臨床的な話になってしまいますが、、、
時間がある方は是非読んでみてくださいね。
以前、「マスク生活が与える老け顔」について投稿しています。表情筋を鍛えると使っていなかった筋肉が引き締まり、小顔効果や若返った印象にもなります。しかし、その反面デメリットもあります。
それは表情筋の過度な筋力トレーニングです。
表情筋は、腕や脚の筋肉とは違い、大きくないため鍛えすぎてしまうと逆にシワやたるみが増え、老ける印象になることもあります。
たまに早く効果が出てほしくて長時間トレーニングをする方もいますが、逆効果になりますので気をつけましょう。
表情筋の筋力トレーニングを行う際は、毎日ではなく、週に2.3回適度なペースで行いましょう。
今回は表情筋のお話をしました。
お恥ずかしながら、顔回りの筋肉を知る機会は、学生以来ほとんど勉強していなかったので、歯科で働きながら再度勉強できて、よかったです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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