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彼女はいつだって堂々としている
次女が中学生の頃
英語のテストの点数がすこぶる悪かった。
娘の成績にさほど興味のなかった私ですら
「なんで、こんなに点数が低いの?」と聞くと
彼女は堂々と「必要ないから!」と言っていた。
「海外に行ったら困らない?」と聞けば
「海外に行かないもん!」と堂々と言い
「日本で外国人に声をかけられたら?」と聞けば
「日本に来たなら日本語を話せって言う!」と
堂々と言う。
思わず、なるほどね、と納得してしまう私も私だが
そんな彼女はどんな悪い点数でも
通知表には「1」がつかなかった。
なぜなら
提出物を期日通りに出していたことと
授業中に先生との受け答えを
ちゃんとしていたから…らしい。
彼女は堂々と
「暗記には興味がない!」と言い切った。
だからペーパーテストは、すこぶる悪かった。
その後、彼女の現在はといえば
高級寿司店で正社員として働いていて
インバンドの影響もあるのか
外国人の接客も普通にしているらしい。
さすがに「日本語を話せ!」とは言わないようだ。
それでも、いつだって堂々としている。