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お母さんの安心と不安を包み込む

新年度が始まって1ヶ月が経ちました。
家庭的保育室「育ちあいの家おなり」には
新メンバーに1歳半のKちゃんが加わりました。

ゆっくり慣らし保育をした後
4月の半ばからは一日保育が始まりました。
1歳から2歳のお子さんは母子分離の不安を持ち
親御さんと離れる時は泣いてしまいます。

泣かない子もいますが
泣いてしまう子はそれはそれで安心です。
「大丈夫、お母さんはちゃんとお迎えに来る。」
という見通しが分かるようになるのは
3歳〜5歳くらいです。

Kちゃんが初めてお母さんと離れて
保育室で2時間くらい過ごした日。
お母さんがお迎えに来た時に
Kちゃんは泣き疲れて保育士に抱かれて
スヤスヤと眠っていました。

その姿を見たお母さんは
安心と寂しさが混じり合ったような
笑顔と涙を見せました。

Kちゃんを抱いていた保育士も
もらい泣きをしていて
それはとてもいい光景でした。

何が正しいとか、どうあるべきとか
そういう理屈ではなく
お母さんの安心と不安を包み込むような
やわらかい空間がありました。

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