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親が子どもに寄り添う必要はあるのか

そもそも「寄り添う」とは何だろうかと思う。

次女が高校生の時に
帰宅が遅れるというLINEが届いた。

聞けば、クラスメイトが
駅の改札で泣いているのを見かけたので
放っておけない…ということだった。

クラスメイトとは言っても
さほど親しくない子だったにも関わらず
次女は、その子としばらく駅で過ごしたらしい。

帰宅した次女に
「何かしてあげたの?」と質問すると
「なにも!」と言う。
彼女曰く、こういう時は
ただ隣りにいてあげれないいんだ!…と言う。

なるほどと感心しつつ
親は子どもに寄り添うという
立場ではない気がしていた。

寄り添うのは、友達とか恋人とか
そういう存在が適任であって
親は、最後の砦のような存在で
「どんなことがあっても見捨てない」
「何があっても護る」という
スタンスで十分だと思った。

血のつながりは、基本的に縁が切れない。
縁が切れない関係が寄り添うよりも
その都度、その都度、共に過ごす友達か恋人に
寄り添ってもらった方が、楽だと思うのだ。

親が寄り添うと、うっかり小言が出る。
いらないアドバイスをして追い詰めたりもする。

だから、親は寄り添う存在ではなく
どんな時も「帰れる存在」であればいいと思う。

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