文章を書くということ
文章を書くことは得意だと思い込んできた。
小学5年生の夏休みの宿題。
その年は母が1ヶ月間
喘息のため入院していたので
「夏休みの出来事」というテーマは
母の入院中の何気ない日々を書くしかなかった。
淡々とした出来事を徒然と書いたのだけれど
なぜか高い評価を受け
保護者懇談会で担任が涙ながらに読んだらしく
聞いていた保護者の方々も涙を流したらしい。
書いた本人は、感動作だとも思わなかったけど
受取手によっては感動を与えるのだと
ほんのちょっとだけ驚いた。
しばらくの間は、いろんなお母さん達が
キラキラした眼差しで
私に声をかけてくれたことを覚えている。
で、単純な私は
「文章を書くのが得意」と思い込んだ。
人間の才能は
歳(才)の数だけの能力があるから
「才能」というらしい。
小学5年生で思い込んだ私が
50歳になるまで約40年近く
得意だと思って磨いてきたので
たとえ本当はたいして上手い文章じゃなくても
その気になれば書ける自分になれるものだ。
そんな訳で、私は時々、文章を書く。
スタッフに勧められnoteにも
書いてみることにした。