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【一級建築士】まさに逆転の発想!逆打ち工法のすごさを解説。どんな地盤に向いている?など...

▶問題

逆打ち工法は、地階の床、 梁等の構造物を切梁として兼用するため、軟弱地盤における深い掘削には適さない。


答え ×
逆打ち工法は、「掘っては作り、掘っては作り…」
を繰り返していく。
穴が深かろうが、地盤が緩かろうが、
掘削面が崩れることなく、安全に工事を進められる。

▶解説

普通
地下5階地上60階建てのビルを建ててください」
と言われたら、

まず地下5階建て分の穴を掘って、
そこから上に建てていきますよね?

でもこれだと穴が深すぎて
土の壁が崩れる危険性があります。

そこで考え出されたのが逆打ち工法です。


【手順1】穴を掘る前にまず杭を打って、1階の床をつくる。

https://www.takenaka.co.jp/abeno/h300/h300-03.html

【手順2】ワンフロア分だけ土を掘ってB1の床をつくる。(→山留壁を押さえる支保工になる)同時に地上1階部分もつくっていく。

https://www.takenaka.co.jp/abeno/h300/h300-03.html

【手順3】手順2を繰り返し、地下工事と地上工事を同時に進めていく

https://www.takenaka.co.jp/abeno/h300/h300-03.html

いやほんと、天才ですよねw
土掘りながら、建物つくろって普通思いませんよ笑

しかもこれ
・上と下、同時に進められるから工期短縮
・一気に土を掘らないから軟弱地盤でもOK
・地下躯体が支保工になるから仮設不要

も実現されるんです!
とんでもない技術ですね。

あえてデメリットを挙げるとしたら
・地下躯体のせいで作業スペースが狭い
・コンクリートの打設、上下打継部の一体化が難しい

などがあります。要するに、
難易度は高いけど、メリットは大きい
ということですね!

日本の技術力の高さあってこそのもの
だとも言えます!

▶まとめ

近年では”あべのハルカス”をはじめとして、
超高層ビルでは逆打ち工法が主流になっています

こういう、時代を変えるような逆転の発想が
出来る男になりたいですw


本日のメモ
「逆打ち工法は深くて軟弱な地盤に向いている」


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