【一級建築士】一度は聞いたことある。セメントミルク工法について解説!ついでに他工法との分類も...
▶問題
既製コンクリート杭のセメントミルク工法に使用するアースオーガーヘッドは、 杭径と同径とした。
答え ×
杭径と同径→×
杭径+100mm程度とする。 公共建築工事標準仕様書。
▶解説
今回は”杭”工事について解説します。
杭は軟弱な地盤などで、建物を支えるために必要なものです。
文字通り、縁の下の力持ちってやつですね
そんな杭ですが、
「とりあえず一人一本、ここに杭を打ってください」
と言われた時、あなたならどうしますか?
建築関係者として恥ずかしい回答はできませんよね笑
いつかそんな状況もくるかもしれない?ので
今のうちに予習しておきましょうw
(ちなみに答えはいろいろあります)
▶とりあえずバカスカ叩き入れる
まぁ最初に思い浮かぶとしたらこれでしょうねw
いわゆる打撃工法と言われるやつです。
ただこれは騒音がひどいので最近は少ないです。
▶先に穴を掘って、その後杭を入れる
こうすれば騒音はしませんね。
最近主流のプレボーリング工法と呼ばれるやつです。
今回のセメントミルク工法もこれです。
掘った穴が崩れないように、セメントミルクと
呼ばれる液体を孔壁に塗りながら掘削します。
ちなみに”穴の径”と”杭の径”が同じだったら
杭が入らなくなる可能性があるので
余裕を持たせて掘削します(杭径+100mm)
▶穴を掘って、コンクリを流し込む
上二つが既製杭と呼ばれるのに対して
これは場所打ちコンクリート杭と呼ばれるものです
主なものに、
アースドリル工法・オールケーシング工法
などがあります。
他にも、掘りながら杭を入れていく中堀り工法や
打撃工法とプレボーリング工法を合わせた工法なども
存在します。
▶まとめ
いろいろ紹介しましたが
まぁそれだけ色んなやり方があるということです。
既製杭だけでも ↑ くらいの種類がありますからね。
とりあえず今回は
杭径と掘削機の径が同じだとまずい
ことを頭に入れておきましょう
本日のメモ
「指の太さと指輪の直径が同じだと、入らない」
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