FAKE STAR〜I'M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜
黒夢のアルバムを全作聴き直し中。
今回は、「FAKE STAR〜I'M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER〜」を聴き直してみた。
世間的にはけっこう評価の高いアルバムらしいけれど、俺は正直あまり好きではない。
確か、「Drug TReatment」を聴いて黒夢にハマった後に聴いたアルバムなので、デジロックっぽいし、あんまり激しくねーじゃん！みたいな感じで印象に残らなかったんだと思う（笑）。
改めて聴いてみても、やっぱ黒夢のデジロックってあんまり好きじゃないなぁ、という感想だった。
歌詞も苦手。例えば、「FAKE STAR」は黒夢のライブの定番曲だったし、音楽業界を痛烈に批判した歌詞が特徴だけれど、今となっては、「いやいや、それって今のあなた様のことじゃないですか、清春大先生（笑）」という感じで笑いを禁じ得ない。「そんな腐ったもんが本物なら俺は偽物で構わないぜ」という皮肉が時を経て、「うん、そうだね、確かにあんたは偽物だよね」とリスナーを納得させてしまうなんて、壮大な伏線回収だと思う。何しろ、歌詞は忘れる、歌の入りを間違える、サビは歌わない、そんなことよりメイクと衣装チェンジは抜かりなく、なんて、どう考えても偽物以外の何物でもない。
そんなわけで、半笑いで聴いてしまいましたとさ。