黒夢 / Drug TReatment
来年2月までに黒夢のアルバムを全作聴き直し中。
今回は、メジャー5作目のアルバム「Drug TReatment」を聴き直してみた。
俺が初めて聴いた黒夢のアルバム。今から27年前。小学5年生の時だ。忘れもしない、ロックのロの字も知らなかった小僧がこのアルバムを聴いて、「これがロックって奴なのか!?」と凄まじい衝撃を受けた。何しろ歌詞が刺激的だった。クスリだの、オカマ野郎の商法だの、小学生にとってはめちゃくちゃハードに感じたのだ。
もちろん、今にして思えば、そういうハードなように見える歌詞はすべてまやかしと言うか、ハードな自分になりたい、あるいは、ハードなロックバンドのフロントマンになりたい清春の背伸びという感じがして、けっこう微笑ましい気持ちになる。体制に牙を剥き、反逆の歌を演奏し、セクシャルなことも歌詞に載せる。そんな自由で危険なロックバンドに憧れていたんだろうなぁ、と。
とはいえ、当時めちゃくちゃよく聴いたアルバムなので、どうしても嫌いにはなれない。「DEAR BLUE」は今でも時々聴くくらい好きだったりする。まぁ、アルバム全体がちょっとねちっこい雰囲気なので、決して聴きやすいアルバムではないけれど・・・。