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生涯現役セミナーを受講して

先日、生涯現役セミナーを受講しました。
シニア期に向けた暮らしと働き方をどう考えていけばよいのか、社労士さんのお話を伺いました。

実は一昔前に似たようなセミナーを受けたことがありますが、時代を反映してか、若干違う内容になっているなぁと感じました。

以前は、ライフイベントと収支を記入し、ライフプランシートを作成する。仕事の内容は「清掃」「管理人」「警備員」しかない、みたいな話で、あまりポジティブな印象は残っていませんでした。

今回の講習で印象に残ったのは、シニア世代のライフプランに必要な3つの要素を「自己実現=あるべき姿」をイメージして、考えることが必要という部分。
「ライフプラン」=「生きる目的・やりがい・生きがい」
「マネープラン」=「貯蓄・年金・資産」
「取り巻く環境」=「健康・家庭・家族」
3つの要素を自身のライフステージに合わせて、重要視したいことや優先したいことを中心に資金計画を立てる。漠然とした思いを数値化することで、生涯にわたる生活設計を実現していきましょうとの話でした。

そのためにも年金や社会保険などの社会保障制度の基礎知識を得て、これからのライフプランニングに役立てることが必要ですね。

漠然とした不安は数値化されていないために起きるもの。
実際に年金が幾らくらい入ってくるのか、生活費にどのくらい必要なのかが把握できれば、どの程度の働き方が必要になるのかが把握できます。

ただ、細かく計算しようとすると面倒になってしまうので、万単位でざっくりと計算することから始めると良いようです。
まずはライフイベントキャッシュフロー表を3年分仮作成して、年間収支が3年連続で赤字になっていないかをチェックしてみましょうとのことでした。この表は日本FP協会のライフイベント表、バランスシート、キャッシュフロー表をダウンロードできます。
日本FP協会:https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/

55歳以上で、退職後に漠然とした不安のある方は、生涯現役セミナーの受講を考えてみてはいかがでしょうか。今回の社労士さんはユーモアたっぷりで笑いもあり。ご自身が大病されたり、家族のご不幸があったり、色々ご苦労されたようで、そのあたりも含めての実感こもったお話が印象的でした。参考になれば幸いです。
生涯現役セミナー:無料(1人1回まで)
https://wac-seminar.com/

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