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生きるということ

「明日生きますか、それとも生きるのをやめますか、という質問を受けたら、あなたはどう思いますか。」というALS患者の方からの問いかけ。

生死を等しく二択で捉え、天秤が釣り合っているかのような表現に強い違和感を感じると言う。生きとし生けるものは全てが元々生きることを前提に存在している。だから天秤は「生」に傾いており、その逆を選択させる問いかけは不自然だし、残酷でもある。

障がい者のリアルに迫る東大ゼミ「障がい者のリアルと東大生のリアル」
障がい者のリアルに触れて、混迷と苦悶の深い森の中にある自らのリアルを探す。新しい価値で世界を塗り替えるのは君たちかもしれないと野澤さんは期待を寄せる。

朝から重いテーマではあったが、生きるということに真剣に向き合おうとする若き学生の姿が脳裏に残る。それを振り払うようにして青空に飛び出した私は自分自身の生きるということについて真剣に向き合えているのだろうか。両親の看取り介護の時の苦悩と葛藤が思い出された朝だった。


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