見出し画像

野毛の良店:路地裏ながら、店名のごとくキラリと輝く居心地の良いバー「Bar Brilliant(バーブリリアント)」

~以前(あるいはつい最近?)、訪れた心地よい飲食店の記憶を辿ります~


桜木町駅から野毛小路をふらふらと歩く。
中央通りを渡ってから仲通りに抜ける細い路地を右に入る。
レンガ張りの壁に重厚な木の扉。
路上に白く光る行燈看板、緑色のスタイリッシュな書体の店名。

Bar Brilliant(バーブリリアント)

窓もない外観からは、どんなお店か伺うすべがありません。
外の看板から辛うじてバーだとわかります。

その重厚な扉を開けると、さほど広くない店内。
バックバーとバーテンダーさんを囲むようにちょっと珍しい
コの字のカウンター。席は10席ほどでしょうか。
でもこの店の広さとバーカウンター越しに他のお客さんの表情が
垣間見えるのがまたいいですね。

路地裏の目立たない場所にもかかわらず、この夜も席はほぼ満席。
賑わってます。人気がありますね。
それもそのはず、そもそもこちらは、小生がときおり
立ち寄らせてもらっているバーグローリーにいらっしゃった方が
独立されたお店で、この界隈でも人気店のひとつ。
今宵は、ツレもいなく一人身の気楽さからちょっと覗かせてもらいました。
端の席に座らせてもらい、駆け付けの一杯、

ジンリッキー

正統派バーの佇まいなのですが、
お店の内装や雰囲気は、どことなくちょっと昭和が感じられて、
オーセンティックバーというよりややゆるめな印象。
でもそれが、肩ひじ張らずに居心地の良い雰囲気になってます。
初めてでも寛げます。

バーカウンターには色とりどりのフルーツ、
こちらはフルーツカクテルにも定評があります。
フルーツカクテルをはじめ供されるカクテルはどれも美味しそう。
そしてカクテルを作る所作もスマートで美しく、
ついつい見入っちゃいます。

小生のジンリッキーも、シンプルながら旨い。
暑い日の火照った身体を覚ましてくれるにはちょうど良いです。
使われていたジンは、ボンベイ・サファイアのようでした。

店主のバーテンダーさんも軽妙にして洒脱。
独り客の小生にも、ほどよい距離感で煩くない程度に声をかけてくれます。
素敵なバーゆえに、ついつい飲みすぎてしまうのが困ったものです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?