見出し画像

足の捻挫


寝ているあいだに足をひねっていた。何を言っているのかわからないかもしれない。自分でもどうなっているのかわからない。

「冗談ではない」

思わずシャアのような台詞が口をつきますが、あの頃のシャアより30歳くらいは年上なので、若さゆえのあやまちではない。

どうやら足元に冷気が入るのを避けるべく、毛布を巻き込んで寝ていたところ、不本意な寝返りにより、右外のくるぶしが倍に腫れ上がっている。

ちなみに、関東では足を「ひねる」と言うが、関西では「ぐねる」と言う。

整形外科

おじいちゃん、おばあちゃんの社交場といわれる整形外科。若者の骨成長やスポーツ外傷ならいざ知らず、オジサンが「寝てるあいだにひねりました」では行けない。

幸いに、ロキソニンを貼って、足首用のバンテリンを着け、足の外側だけを着面させるように歩くと、ゆっくりながらも進んでいける。今日はこれでごまかしてみよう。

スポーツをやっているわけでなし、吊り革につかまって腕で体を引き上げれば、足の痛みも感じない。長年の知恵で生き抜く自身はあるけど、弱ったものだ。

靭帯か、骨か

捻挫というと靭帯の損傷で、R=休養、I=冷却、C=圧迫、E=挙上のRICE療法が基本らしい。日本の医療費も圧迫されているというし、自分で治そう。

ところが、歳をとるとおそろしいことに「靭帯のほうが強くて、骨が剥がれる」という剥離骨折も起こりうるらしい。今回は明らかに足首の靭帯だけど気をつけなきゃ。

頼むぞ、バンテリン。

いいなと思ったら応援しよう!