見出し画像

公徳心(6)自分を愛するということ

大切に思うほど話を聴くとか、尊く思うほど共感するとか、信じられるほど日頃から側に居るとか、それだけ長い時間向き合っているなら、その人のことを愛しているでしょう。では、同じように自分に向き合っていますか?

テレビ見てたら、そんな時間無いでしょう。ゲームしてたらそんな時間無いでしょう。動物レベルの本能的な欲望に自分の貴重な時間を支配される。そうではなく、理知的に自分と静かに語り合う時間を大切に作れてますか?

自分の最大の理解者になるよう自分自身で努めれば、自分のことを理解出来るようになるし、自分を愛することが出来る。それが自信をつけるとか、自尊感情を高めるとか、自分を大切にするとかの技術だと思う。

その技術を高めないと、自分を愛することは出来ないでしょう。

エーリッヒ・フロムによると「愛することは技術」のようです(まだ「愛するということ」を半分しか読んでいないので語尾が弱い笑)

こちら哲学チャンネルの2つの動画でわかりやすく解説しています。本を読むのが一番ですが、買うのは勇気がいるし、図書館では予約待ち状態なので、購入前にご覧になるのは良いかと思います。どうぞ。

他者を真に愛するのは次の段階。自分を大切にする第一段階をクリアしないと仮免交付になりません。第一段階をクリアしないで路上に出ると、周囲の車に譲ってもらわないといけない甘えた運転をして、周りを戸惑わせてしまいます。他人を傷つけるし自分も怪我をする。愛することも同じですね。

愛するのは感情ではない。愛するのは相手次第ではない。愛とは愛されることではありません。技術を持って自分も社会も愛することができるのです。

まずは自分を観察して、自分を愛する技術を身に着けましょう。

公徳心はそこから始まる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?