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AppSheet実践編シリーズ㉗~(小ネタ)バージョン管理で万が一に備えよう!~

はじめに

 こんにちは。ソシオネットの髭晩酌です。

 早いもので、師走となりました。
 おでんの屋台でチロリで燗を付けてもらって🍶、、ってのがいい季節になりました。が、残念ながらうちの近所に屋台はいないので、現実は自宅でコンビニのおでん&レンチンのお酒です。全然問題ないですけどね。(むしろ、飲んだ後すぐ寝られてありがたい)
 ということで、もう年末モード(早い?)ということで、今回は軽めのネタで行きますよ!

 さて、今回のテーマは「バージョン管理」です。前回の監査項目に続いてシステム管理寄りのお話です。

 と言っても、全然難しい話ではありません。「バグったり謎のエラーが出たときに、正常な状態までアプリを戻せるよ!」というありがたい機能のご紹介です。

 なお、本ブログの画面説明は「improved editor」モードにて説明していきます。


AppSheetにおける「バージョン管理」とは?

 まずは機能のご紹介です。
 以下の図の通り、AppSheetのバージョン管理でできることは以下の2つです。

  • できること その①:過去バージョンのアプリの設定内容を参照できる

  • できること その②:過去のバージョンを元に最新のバージョンを作成できる(アプリの切り戻し)

 実際は、①でどの状態に戻したいかを確認した上で②で過去のバージョンに戻す、という感じになると思います。

 ちなみにバージョンは、SAVEボタンを押下して保存すると1つ上がります。またそれ以外のタイミングでも、自動整合性チェック(?)などのタイミングで上がるようですが、ここでは「SAVEしたらバージョン上がる!」と覚えておけばOKです。  

実際に切り戻しをやってみよう!

 では早速、前述の①②を実際にAppSheet上でやってみましょう。今回実験台になってくれるのは、以前のブログで作った採番アプリです。

 まず、このアプリのバージョンを確認してみます。左側のManageメニューからVersionsを選択して、Version Historyの中を見てみます。
 現在のバージョンは「1.000021」ということが分かりました。

 次に「Get version history」ボタンを押下すると、過去のバージョン一覧が表示されます。

 さてそれでは、このアプリを少し修正して保存し、バージョンを上げてみましょう。
 以下のように採番テーブルを適当にいじって、SAVEをします。

よい子はマネしちゃダメ!!

 再度、左側のManageメニューからVersionsを選択して、Version Historyの中を見ると、現在のバージョンは「1.000023」になりました。
※私が誤って2回SAVEしたため、バージョンが「2」上がってますが気にしないでください

 ここで、バージョン:1.000021の「VIEW」ボタンを押下してみます。

 バージョン:1.000021のアプリが読み取り専用の状態で開きます。
 左側のDataメニューから採番テーブルを見てみると、先ほどいじったイタズラがまだない状態であることがわかります。

 改めて、左側のManageメニューからVersionsを選択して、Version Historyの中の「Restore」ボタンを押下します。
 次のポップアップで本当に切り戻すかどうかを聞かれるので、Make this version currentボタンを押下します。

 新たにバージョン:1.000025のアプリが作られました。
 設定を確認すると、イタズラが入っていない状態のバージョンから正しく切り戻されていることが確認できました!

ちなみに、なぜ023から025にバージョンが2つも上がったのかは不明。。。

どのバージョンまで戻せるの?

 ここまで切り戻しの手順を確認してきました。
 ただ、どのバージョンまで切り戻せるのか、が気になる方もいるのではないでしょうか?

 これは、画面右上のアカウントアイコンから「Account Setting」を押下した画面で確認できます。

 遷移した先の画面にある、Enterprise Plan Settingsという設定を見てみましょう。この日数が切り戻せる日数になります。
※ただし実際にやってみた感じでは、日付関係なく最低でも1世代前までは戻せるようです

ちなみにEnterpriseだけじゃなく、Free Planでもこの設定は有効っぽいです

 なお説明書きにもある通り、この設定はEnterprise Planしか有効ではないため、それ以下の有償プランではデフォルトの7日前までしか戻せないと思われますので注意しましょう。

終わりに

 本ブログでは、「バージョン管理」に関して説明してきました。

 公開済アプリを改修してユーザに本番環境使ってもらったら実は不具合があった、、というような場合には、なるべく早くアプリを前バージョンに切り戻すことが重要ですが、その際に使える機能と思います。

 ただ無限に切り戻せるわけではないので、Enterprise Planではない人は要注意ということで。。。

 ということで、今回のブログは以上となります。ではまた次回ブログでお会いしましょう!ルネッサーンス!!

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