4月から6月までの3回は「私たちの知らない世界」と題して、一般的にはあまり知られていない、知らない人が多いのではと思われるテーマを取り上げていきます。
第1回のテーマは「刑務所や少年院を出所、出院した方々の自立をサポートする話」お二人のゲストをお招きして話題提供していただき、参加者のみなさんと共に私たちの知らない世界を知ってみて、そして私たちにできることはあるのか、何ができるのかを考えました。
ゲストからのお話の前に、日本財団職親プロジェクトに掲載されている日本における出所者の現状について。
柴田光起さんは多賀城市社会福祉課で生活保護・困窮・更生保護・再犯防止・地域福祉関係などを担当されています。更生保護や再犯防止を担当している行政職員として、一市民として、再犯のない社会のために何ができるか様々なセクターの方々と情報交換・連携をされています。
少年院に入院している人ってどんな人?
再犯防止って誰がするの?
刑務所や警察の仕事と思っている方のほうが多いのではないかと思いますが、実は地域の方々がいろいろなことに取り組んでいます。
笹川慎太郎さんは建設系の廃棄物をリサイクルする会社、恵和興業株式会社の代表、そして職親プロジェクト宮城支部支部長を務められています。
笹川さんが職親プロジェクトを始めたきっかけや出所・出院された方の自立のサポートについて話題提供をしていただきました。
職親プロジェクトを始めたきっかけ
職親プロジェクトは基本的には採用していることをあえてオープンにすることで、出院者・出所者を採用する取り組み自体を特別なことじゃないんだとどんどん広げていこうという趣旨があります。
みなさんからの質問にも答えていただきながら、再犯のない社会、私たちにわたしたちにできることについて考えました。質問を少しご紹介します。
質問:行政や国、あるいは市民に求めたいことなどあれば教えてください。
自分を偽らずに働ける社会
参加者のみなさん同士、グループごとに感想や自分にできることなどを共有しました。
私たちの知らない世界~刑務所や少年院を出所、出院した方々の自立をサポートする話。~を少し知ってみて、私たちに何かできることはあるのか、ぜひ考えるきっかけになればと思います。
さて、次回の「私たちの知らない世界~あなたはヤングケアラーという存在を知っていますか?~」のお知らせです。
家族の世話や介護、家事、身の回りのサポートを行っている18歳未満の子どもたちがいます。子どもたちがその状況に至った理由や、現状はどうなっているのでしょうか。
ヤングケアラーの支援を行っているお二人の話題提供を受けて、
・様々な社会課題を知ることで、関心を深めていただく場です。
・話題提供を受けて、それぞれの立場で何が出来るか考えます。
「私たちの知らない世界~あなたはヤングケアラーという存在を知っていますか?~」
日 時:2023年5月18日(木) 19:00~20:30
話題提供:小林鮎奈さん(一般社団法人ヤングケアラー協会)/森川ゆとりさん(NPO法人アスイク コーディネーター)
対 象:興味のある方、どなたでも参加できます。みなさん意見交換に参加いただきます。
参加費:無料
会 場:仙台市市民活動サポートセンター 6階セミナーホール、オンライン会場(Zoom)
定 員:30名(Zoom会場は定員制限なし)
申込み:フォームからお申込み下さい