【Pick up!点描の弧】 人と人との応答性。対話の前に会話を楽しもう。 (NPO法人PIECES斎典道さん#6「自分を大切にするその先にある自分らしさ」から)
『social hive WAITING CAFE 点描の弧』の常連、株式会社ニイラ代表の和賀です。
今回は、NPO法人PIECES 斎 典道さん(NPO法人PIECES :https://www.pieces.tokyo/)のPodcast2回目をpick up!
【エピソード更新】
#6「自分を大切にするその先にある自分らしさ」(NPO法人PIECES 斎 典道②)
#点描の弧
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私の推しの一人、南直哉さんという青森・恐山の和尚さんがいます。
その方の法話を、恐山の宿坊に宿泊した時に聴きました。1時間たっぷり堪能し聴きましたがその中で驚いたのが、「自分を大切にしない」という言葉でした。
もちろんこの言葉には前後があるので、そのままの言葉通りではないのですがソーシャルワーカーとしてセルフケアの大切を伝えている、そして私自身も大切にしているので南さんの言葉は衝撃でした。
自分を大切にするその先にあるものは、自分ではなく、自分と関係してくれる人や場。
自分を見つめることだけをするのではなく、自分を見つめることで起こる何らかの気づき。自分に少し集中することで立ち上がる感覚への気づき。
人は一人では生きていけないし、暮らしてはいけない。たくさんの友人が必要な訳ではないけれど、必要な時に自分を気にかけてくれて、話を聞いてくれる、慰めてくれたり、一緒にご飯を食べたり、または逆に相手の話を聞いたり。そんな日常を共有してくれる人が一人でもいれば生きていける。
南さんのお話の真意は、今回の斎さんと話したこととリンクすると感じました。
ふとした瞬間に目が合って言葉を交わすこと、名前などをお互いに知らなくても、その場に立ち会って少し話してまた別のところに向かう。そのほんの少しのやり取りで気持ちが和むような瞬間がある。
コロナ禍で人と人が極端に触れ合わなくなり、やっと少しづつコロナ禍を脱却したようにも見えるけれど、知らない人と話す機会は以前より減ったようにも思います。
対話が大切というけれど、ほんの少しの会話や雑談をしないで急に「対話をしましょう」と言われても難しい。
まずは会話から、人と人との応答性を楽しむ。
人が暮らしていくこと、人肌や温もりや、人との関係性で起こること。喜怒哀楽も含めて、日々色々ありながらも生きていくこと。景色の中に人々がいて、その中に自分がいる。考え過ぎず、時には知らない人との会話も楽しみながら。
街の中での人と人との応答性、斎さんが話していた子供と一緒に歩いていて、犬の散歩をしている人とのやり取りのエピソードはとても素敵だと思いました。
斎さんと話していると不思議と身体の力が抜けるような、そんな心地良さに包まれます。
ぜひ番組の感想や質問、自分の生活をデザインする上での悩み事など気軽にお寄せください!
※番組へのお便りは、socialhivehongo@gmail.comまでお寄せください。
聴き手 : 岡田壮麻(スタートアップ支援家)
常連 : 和賀未青(株式会社ニイラ代表) HP:https://niila.info/index.html
制作 : 小野田峻(弁護士/小野田総合法律事務所)ほか
小野田総合法律事務所:HP:https://www.ot-lawoffice.jp/
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