世界に通用する食体験を届ける3つのステップ
2022年11月9日に東京都主催の「ムスリム等多様な文化・習慣に配慮した外国人旅行者受入のためのセミナー」で講師を担当し、世界の食トレンドと消費者が食に求める3つの役割というテーマでお話させていただきました。
本記事はセミナーの内容に、事例紹介の記事リンクを追記した講演録の後編です(前編は下記の記事をご覧ください)。講演のご依頼はプロフィールの「講演・取材」よりお願いします。
世界の食トレンドと消費者が食に求める3つの役割に続いては、多様化する消費者ニーズに応えて世界に通用する食体験を提供するための3つのステップを紹介します。
1. 主体的な選択のための情報提供
多様化する消費者ニーズに応えるステップの1つめは、主体的な選択のための情報提供です。これは前編で紹介した消費者が食に求める役割の「主体的な選択」ニーズに応える取り組みです。
多様な食習慣や嗜好があるお客様を受け入れる土台となるステップであり、観光庁が推奨する「情報開示に基づく食事対応」と同じ考え方です。ここでのポイントは下記の3点です。
(1)フードダイバーシティの理解
(2)現在のメニュー構成と使用食材の把握
(3)分かりやすい表示を使った情報提供
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