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ソーシャルセクターデザイン講座4回目「若者就労支援」を終えて
7月25日は認定NPO法人育て上げネットの山崎梓さんをゲストスピーカーとしてお呼びし、「若者であることの価値が今!低くなっているのではないか?」という問題意識を根底にお話しをしていただき、その後参加者の皆さんと対話しました。
山崎さんは学生の頃IVUSAという全国70大学、3600人の学生から成り立つボランティア団体に所属された経験があり、私が関わっているのざわテットーひろばとも関わりが深い団体だったということを途中で知り、ご縁に驚いています。
若者とは15歳〜39歳までの人で、現在そのうち17人に1人が社会的孤立をしていると言われています。会ってみるとみんな普通で、ちょっとしたつまずきでそうなっている人もいるそうです。
20歳〜60歳の人が働いて収める税金がだいたい平均5000万〜8000万円だと言われています。一人の若者が就労することなく、社会で20歳〜60歳まで40年間支えたとしたら1億5000万円かかると言われています。なんと一人の若者が働かなかったら、多くて2億3000万円の社会的損失があるということです。
そこを一人平均30〜50万で就労支援しようとしている育て上げネットの社会的インパクトは相当高いといえます。それでも育て上げネットが就労支援している若者は就労してない若者全体の0.001%と言われてます。
今後は若者に関わっている団体が育て上げネットのコンテンツを使って支援を全国展開し、その後公共化を目指すそうです。
最後に「社会から孤立してると感じたことありますか?」をテーマに対話をしたところ、様々なエピソードがでてきて、そのことが今の活動につながっていることがわかりました。また都会だと様々な働き方や人に会えるチャンスもあるが地方は難しいという話もありました。
現在いろいろな生き方をしてる人をインタビューして動画配信してるそうです。
これからのキャリアカウンセリングは専門性も大事だが、それだけでは足りず、様々な人と繋いでいくことも大事だと言われていました。支援の内容も社会が変われば当然ながら変わっていっていくのですね。
次回は終盤5回目「クラウドファンデイングです。お楽しみに。