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バングラディッシュ・クリエイティブ紀行02

前回のあらすじ。

2015年6月、バングラディッシュの首都、とある雑居ビル。中には、アニメーションスタジオを発見する!

実は、この雑居ビル。他にもアニメーションスタジオが入居していることを教えてもらい、連れて行って貰うことになった。

アニメーションスタジオDREAMER DONKEY

こちらのスタジオは、2D専門のスタジオD CROWSに比べると、3DアニメーションやE-Bookの開発なども行っているらしい。

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そして、こちらのスタジオでは女性のアニメーターも多数在籍している。
スリランカやインドの伝統的な衣装サリーを着て、スマートに働いている姿は印象的だ。

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そして、こちらのスタジオにもオリジナルキャラクターのイメージが壁に貼られている。マネージメントディレクターのRanaさん(Rana Moshiur)が、息子さんと晩アイデアを出し合ったキャラクターらしい。

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実は、このRanaさん。アニメーターでもありながら、ダッカ美術大学(Institute of Fine Arts, Dhaka University)で教鞭と振るう先生でもある。

私がバングラディッシュのクリエイティブ興味があると話すと、大学を案内してくれることになった。

バングラディッシュの人は優しい。

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ダッカ美術大学は、ダッカの中心部のシシュパークに隣接する、ダッカ大学や博物館、図書館などが並ぶアカデミックなエリアの中にある。

さすが、人口密度の高い都市ランキング1位のダッカ。

大学の前はサリーの人だかり。

存在感が華やか。

人数以上に、密度を感じる。

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中に入ると広い庭には、謎のモニュメントが設置されている。

鳥。

雨宿りする鳥?

ずいぶんと、古びているけど学生の作品だろうか?

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Ranaさんから、大学の教授陣を紹介して頂く。
それぞれ、デザインや建築、絵画の先生たちだ。

きっと、バングラディッシュのアート業界では重鎮なのであろう。

恐縮だ。

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校舎へ入ると、美大特有のつぅーん、とした油絵の匂いが漂う。

油絵や彫刻など、古典的なファインアートの学科がメインなようだ。

カンボジアのRUFA(プノンペン美術大学)や、ラオスのNIFA(ラオス美術大学)に雰囲気は似ている。

正直、国立の芸術大学は、日本も似たようなところがあるかもしれない。(私は入学できなかったが。。。)

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Ranaさんの生徒たちも紹介してもらう。

彼らは、ファインアートの学生だが、アニメーションに興味があるらしい。
一般のバングラディッシュの方々よりも、スマートでスタイリッシュな印象の若者たちだった。

もちろん英語も得意で、Ranaさんの影響も受けながら独自にアニメーションも作っているようだ。

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今、この記事を書いていて、昔のことを思い返してみるととても良い繋がりをもらっていた。

訪問して随分と立ってしまっているが、WhiteCanvasバングラディッシュもやってみたい。

改めて、今思う。

Ranaさんには、大学以外にも色々なミュージアムやアートギャラリーに連れて行ってもらった。

その車で移動中に、Ranaさんに一本の電話がかかってきた。

『日本人のアニメーターがバングラディッシュに来ている』という情報をSNSで見て、私に会いたいという人がいるという。

恐るべし、ソーシャルメディア。

恐るべし、バングラディッシュのクリエイティブコミニティ。

つづく。


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