麺と絵本【SDGsスマイルプロジェクト】
『カンボジアの子どもたちと、麺を食べて、絵を描き、絵本を読んでもらう。』
8月19日、そんなイベントをノンペンのストゥミンチャイ地区にあるフリースクール『愛センター』で行いました。
私たちソーシャルコンパスが、お絵描きワークショップを行い、絵本『ありがとうえほん』の配布。
そして、プノンペンの製麺所『Aiヌードル』が、焼きそばを作って配るイベントです。
『Aiヌードル』は、大塚誉子さんが代表を務めるソーシャルビジネス。(御本人にその自覚はないかもしれませんが・・・笑)
愛センター出身の学生たちを雇用して、プノンペンにある日本食レストランなどに卸しています。
実は私と大塚誉子さんとの関係は古く、日本時代からの知り合い。2010年に私が参加した、iPhoneアプリのプログラミング講座『レインボーアプス』のコミニティで知り合いました。
再びカンボジアで再会して、今では家族ぐるみで仲良くしてもらっています。
『Aiヌードル』の設立は、日本で生活困窮者を支援している特定非営利活動法人エス・エス・エスが行なっている『SDGsスマイルプロジェクト』の一環で、製麺機を寄付されたことで始まりました。
『SDGsスマイルプロジェクト』とは、エス・エス・エスが運営する施設等に設置している飲料自動販売機の売上で、国内外の社会問題にアクションを行うプロジェクト。
施設の利用者の方々が、ジュースなどを買うことにより『誰か困っている方々の役に立つ』ことで、自己肯定感や自尊心が高まり、『自立』のきっかけを作っています。
実は今回、私も『SDGsスマイルプロジェクト』から印刷費の支援を受け、『ありがとうえほん』を1,000冊増刷させてもらいました。
これで、絵本の発行部数総計1,500冊発行になりました。
そういった流れで、今回Aiヌードルと一緒に、絵本を配るイベントを開催することになったのです。
そして、せっかくのイベントなので、ソーシャルコンパスがいつも行うアート系のワークショップも行いました。
日本から来たインターンシッププロジェクト『サムライカレー』の学生たちにも手伝ってもらい、『未来のカンボジア』をテーマに、絵画を書いてもらいました。
描いた絵は、現在進めているイオンモール3号店のアートプロジェクトに採用できたらと思っています。
絵を描いて絵本を配った後には、Aiヌードルで作った麺で焼きそばを振る舞って、みんなで食べました。
想像以上に美味しい焼きそば。
カンボジアの子どもたちも、とても喜んでくれました。
味付けも、カンボジア人にとっても、日本人にとってもぴったりな味付け。
「麺はアジアをつなげる」と、改めて感じます。
そして、日本語・英語・クメール語と、3カ国語を表記した『ありがとうえほん』。
思った以上に、カンボジアの子どもたちも、日本の学生も絵本を真剣に読んでくれました。
3ヶ国語を記載したことにより、言語が通じ合わないはずの、日本の学生とカンボジアの子どもたちとのコミュニケーションツールになってくれました。
作者としては照れが10%、喜びが90%!!
クリエーター冥利に尽きる、最高の時間でした。
とはいえ、絵本に触れる機会が多くないカンボジア。
ぜひ、今後もカンボジア内で広げていけたらと思います。
今後も、ソーシャルコンパスが絵本を配って(ついでにアートのワークショップも行なって)、Aiヌードルが麺を振る舞うイベントを定期的になっていけたらと計画しています。
麺や絵本興味がある方がいらっしゃったら、ぜひご連絡ください!
もしかしたら、麺と絵本が世界を救うかもしれません!(!?)