プノンペン・グラフィティ探訪02
プノンペンの街中を歩いていると、突然現れるグラフィティアート。
Bong Keng Kong3というエリアの、ドブ川沿いに描かれているドブネズミ。
思わず、THE BLUE HEARTSの『リンダリンダ』の歌詞を思い浮かべる。
プノンペンのドブ川は確かに、ネズミの巣食う汚い用水路。
美しいドブネズミは、強烈な皮肉とコンセプトじゃないだろうか。
ロシア人アーティストzukclubの作品だ。
ソティアロス通りを一本曲がった小道。ローカルの人たちの込み入った住宅街。
観光客には、ちょっと怖いかもしれない。まさに発展途上国のスラムをイメージさせる。
そんな小道の一つに、カラフルなペットボトルの工作が飾られた路地がある。奥へ進むと、食品雑貨店の枠に飛空艇のグラフィティを見つけることができる。
まるで、宝ものを発見したような気分。
このエリアは、めちゃくちゃローカル感が漂うエリア。
しかし、細い路地を入っていくと、いくつかのグラフィティが発見するだろう。
この黄色い鼻デカ・キャラクターたちもまた別の路地にある。色褪せた広告バナーと、ストリートアートの組み合わせはちょっと笑える。
奥へ進んでいくと、FFに出てきそうなバッファロー。
急にカッコいい。
さらに奥に進むと、地味にパパな感じのグラフィティも発見。
謎、謎すぎるグラフィティ。作者も不明。
でも地味に存在感。
そして、さらに奥に進むと、グラフィティもローカルの住宅街と一体化していく。
洗濯物の後ろに描かれる馬(ユニコーン?)の群れ。
ある意味、他の国ではみられないカンボジア感。
まさに生活と一体するアートだ。
そして、完全ローカルのオープンカフェ。
グラフィティの前で、お茶できて、おしゃべりできるなんてオシャレなんじゃないのか!?
だいたい、この辺を散策すると見つかると思う。
全くオシャレなエリアではないので、注意深く散策してみよう。
それ以外にも、プノンペンの小さな街路時には思わぬグラフィティを発見できることがある。
ひったくりに注意しながら、グラフィティ散策に勤しんでくれたらと思う。
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