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無免許OKカンボジア【ワッティーってなに?】
2016年末より、カンボジア国内では、125cc以下のオートバイに対する免許が不要になり、運転可能な年齢も16歳から15歳に引き下げられた。
つまり、カンボジアでは15歳から免許なしで、原付バイクが乗れるのである。
選挙の票のために改正した案と言われており、政権の人気取りのために公共の安全を犠牲にしてしまっているのではないだろうか。。。
やはり、カンボジアは地雷やマラリアなどよりも、交通事故が最も危険なのだ。
何しろ、若年層は交通ルールを知らないまま、無免許(合法)で原付バイクを運転しているので仕方がない。
その上、カンボジアではバイクだけではなく、速度が遅いトゥクトゥクやレクサスのような大型高級車も走っている。カンボジアの公道を運転するのは、日本での運転よりもずっと難しそうだ。
その中でも無免許でOKな原付バイクは、もし交通事故が起きてしまった際には、特に死亡事故になる確率は高い。
そんなバイクの運転を、カンボジアの若者へ教えるためにワッティーとインディーのアニメーションを制作することになった。
以前、カンボジアの交通渋滞を啓発するアニメーションを国際協力機構(JICA)と制作した。まさにワッティーの二つ目の交通ルール動画だ。
このアニメーションは、インバウンド向け交通安全アニメーション制作した公益財団法人国際交通安全学会(IATSS)と共に制作され、東京大学や大阪大学の都市研究の教授に監修された。
日本の教習所で試聴する動画のように、バイクに乗る前のチェックポイントや、実際の危険運転のビデオを見ながら運転を学んでいく。
日本人から見ると当たり前の、信号無視や逆走、ながら運転など本当に基本的な交通ルールを説明するのだ。改めて、日本の交通事情の環境の良さを制作しながら実感していく。
そして制作されたアニメーションは、プノンペンの自動車教習所で行われたワークショップ内で試聴された。
実際の実地訓練と共に、ワッティーのアニメーションでカンボジアの若者に交通ルールを学ぶ機会になって貰えたなら嬉しい限りだ。
個人的には、125cc以下のオートバイにも免許制度を導入してもらい、早いとことカンボジア若い人たちもバイクを乗り始める前に運転の勉強をする環境になって欲しい。
さすがに、無知識・無免許で、15歳からバイクが運転できるカンボジアの交通環境は危なすぎる気がする。。。
それでもプノンペンの街中では、ノーヘルの運転手も昔に比べればかなり減ってきた。
もう少しカンボジアの交通環境が変わるだけで、より住みやすい街になることだろう。
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