変化を求め続けてきた僕にとって結婚・子どもは人生最高のスパイスだった【旅育!!ノマド家族。】
ブラブラと一人で仕事をしていた自分にとって、『結婚』とは自由や刺激を奪われるものだと思っていた。
7年前、初めて住み出したカンボジアは何もかもが新鮮で、新しい可能性に満ち溢れていた。まさに何をやるのも自由で刺激的!!
とはいえ、それも3年を過ぎた頃にはあり触れた日常と化し、混沌とした非日常にも慣れてくる。すると、次なる新しい刺激を求め出す。新たに拠点を移すことも考えてしまう。
妻と息子といっしょに、家族写真
イギリスでも働いていた自分にとって、カンボジアが海外生活の2カ国目。これからアフリカやニューヨークなど今とは違う全く新しい国へ行ったとしても、なんとなくその先の未来の生活が想像ついてしまう。
つまり自由はあるが、刺激がないのだ。
刺激とは何か?
刺激とは現状から『変化』をしていくことなのではないだろうか。
慣れたものから変わり続けることで刺激が生まれ、人生がより楽しく充実していく。つまり自由とは、その『変化』をしやすくするためだけのもの。刺激がないのであれば自由は、あまり意味がないのかもしれない。
要するに『結婚』とは、僕に大きな『変化』をもたらしてくれるものだったのだ。
結婚してみると、今まで飽き飽きとしていたプノンペンの風景が全く違って見えてきた。妻と一緒にいるから気がつくアイデア、子供と一緒にいるからできる体験。
先日行ったトゥールコックのUrban Space Playground & Café は、子どもだけではなく、私もとても楽しむことができた。
ト ゥールコックエリアにあるUrban Space Playground & Café。子供用遊具にプール、そしてSTEAM 教育の教室などと共にカフェエリアもあるので、子供から大人まで楽しめる
子供はどんどん成長していき、『変化』を否が応でも享受できる。その責任の大きさが刺激的すぎるのか、頭もこころなしか冴えた気もする。
ノマド家族と言いながら、この文章を一人出張先のラオスで書いている。帰ったら、妻と一緒に中村家のこれからの『変化』について話し合ってみようと思う。
この記事は2019年10月21日のカンボジアのフリーペーパー『NyoNyum』掲載のものです。