支援型NFTって何?【ADAM by GMO】
『クーデターがおきたミャンマーをどうにか支援ができないだろうか?』
2021年4月22日。
そう思って、このnoteで発信を始めた。
話題になり始めていたNFTアートを使って、ミャンマーにどうにか支援の手を差し伸ばせないか考える。
まずがミャンマーのアーティストの作品を、仮想通貨を使って購入してみた。
購入はしたが、現物は手元に運ばす、ミャンマーに置きっぱなし。
とはいえ、一応私の所有物にする。
そして、そのミャンマーのアート作品をOpenSeaでNFTアートとしてアップしてみた。
訳もわからず、とりあえずやってみたのだ。
支援型NFTの問題点
しかし、問題は多数勃発する。
一応、アーティストには、NFTアートについて説明をして、許可は取った。ただ、当時NFTアートについてはまだあまり情報がない。
①本当にどこまで理解してもらえるのかは、確証はなかった。
ただ、もし売れたら還元金は払っていくと約束をする。
とはいえ、きっと「?」だったであろう。
そもそも、リアルな現物が世の中に存在するNFTアート作品は、法務的にも色々と厄介そうだった。
調べてみると、NFT化するために、現物を爆破するイベントもあるらしい。リアルな現物のあるアートはNFTに不向き。
見切り発車もいいところだった。
②最大の問題は、アーティスト名を表にできないところ。
その頃、ミャンマー国軍は、次々とジャーナリストや歌手、アーティストを逮捕していた。
それどころか、日本向けにクラウドファンディングを行った日本人もブラックリストに載ったとの噂も聞く。
目立った動きをする人間は次々と逮捕される。
もし支援型NFTアートという訳のわからないことをやっていて、支援したいミャンマー人アーティストが逮捕されたら、悔やんでも悔やみきれない。
だから、アーティスト名はもちろん、顔写真もプロフィールも公開は止められた。本人は乗り気でも、周りに止められてしまっていたのだ。
『ミャンマー×NFTアート』は話題になりそうだが、諸刃の刄だったのである。
そんなこんなで、毎日書いていたnoteから『ミャンマー支援型NFT』は尻つぼみ。。。
こじんまりと、ラオスやカンボジアでデジタルアートを制作しているアーティスト探すことしかできなかった。
NFTの脅威的な盛り上がり
しかし、それから9ヶ月。
NFTアートはとてつもないスピードで話題になり、盛り上がっていく。
技術もどんどん日々進化。
すっかり、最新情報から置いてきぼり。
しかし私のtwitterやnoteには、『支援型NFT』というワードだけ残っていた。
すると12月末。
それを見たGMOから一本のメールが届いた。
GMOインターネット株式会社は、お名前.comやムームードメインなどのネットインフラ事業や、GMOクリック証券やあおぞらネット銀行などの金融事業などを手がける東証1部上場企業。
GMOが最近立ち上げたNFTマーケット『Adam』の担当者が、『支援型NFT』という言葉に引っかかって連絡をくれたのだ。
「支援型NFTって何?」
オンラインで打ち合わせをして、思いを伝える。
そして担当者も、アジアのアーティストを支援するNFTプロジェクトに共感をしてくれたのだ。
ということで、まずはカンボジア・ラオスのデジタルアーティストたちと、話をつけていっている。
2月初旬にはリリース予定だ。
SDGs×ASIA×NFTをコンセプトに、アジアのアーティストたちを持続的に応援していけれるプロジェクトを進めていきたい。
必要なのは(きっと)マーケティング力!!
今更だけど、NFTに便乗していく。
つづく