ブームが文化になる
一発屋やブームなど一時的に世の中に普及するチャンスを得られることはある。その先に文化として定着するものと定着しないものの違いにはどのようなものがあるのだろうか。気になったので考えていることを文字に起こしてみた。
本質的なポイントは、「特定の方々に対してその商品や事柄が継続的に受け続けている」 and/or 「特定の方々に対して受けるように商品や事柄が成長し定着していった」ということだと考えています。
まずはブームの類似語の近くの言葉
boom(ブーム)
カタカナでは定着しているboomは何かが人気になっていることを表しますが、カタカナの感覚ほどは一般的には使われない言葉だそうです。特にboomを使うのはビジネス、経済などの活動、流行に使うことが多く、人々の間のファッション的な流行には用いられることは少ないみたいですね。
trend(流行)
トレンドはより長い期間で、ポジティブな意味で使われます。
The trend of using SNS has made email a tool only for business.
(SNSの流行はEメールをビジネスのためだけのツールにした)
参照元リンク
boom(ブーム)とtrend(トレンド)の違い
https://talking-english.net/boom-trend-fad-craze/
culture(文化)
文化とは、人間が後天的に学ぶことができ、集団が創造し継承している(いた)認識と実 践のゆるや かな体系のこと
参考リンク:大阪大学COデザインセンター
https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/def-cul.html
本質的なポイントは、「特定の方々に対してその商品や事柄が継続的に受け続けている」 and/or 「特定の方々に対して受けるように商品や事柄が成長し定着していった」ということだと考えています。
ブームもトレンドも文化;カルチャーもですが、受けての人たちが主であるのは変わらないと思います。なのでその方達にとって継続的に触れる価値があり、そのもの自体が変化していなかったりしていたりするということだと考えています。
一発屋の芸人さんとかで、ブームにも文化にもならずに終わるもの、受け手の人たちの感覚が変わっているのに、自分たちのネタを同じように伝え続けているから、一発屋で終わってしまうということなのかと思います。
こう書いていると一番思い出す言葉がダーウィンのこの一言。
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。』
ブームから文化になるのには、一時的な環境や偶然により、受け手の人たちに受けたコンテンツを継続的に定着するように、普遍的なニーズの部分に嵌っていくように進化させていく必要があるでしょう。
昔話ですが、私はiPhoneが日本でデビューした2008年の頃に就職活動を始め、iPhone4が出る2010年に、当時iPhoneを独占販売していたソフトバンクに就職し、iPhoneを道端のソフトバンクショップや家電量販店のソフトバンク売り場の売上を上げる代理店営業をしていました。
iPhone,スマホはこの10年でブームが文化になってきた代表的なものだと思うのですが、年々iPhoneの端末自体の進化やアプリの進化を現場で感じました。僕はスマホが今後の時代に来ると理解できた上で取り組めていたのではないのですが、運良くスマホの時代に端末やネットワーク側で関わることができました。スマホの拡大は、大きな社会変化だったので提供する側の方達も世の中の面白い人たちが、世の中の面白い人たちに刺さる、定着するものがどんどん提供され、世の中で文化になっていったtwitterやfacebookなどはスマホ文化の発展とともに伸びてきたものだと思います。
今回のコロナショックで、在宅勤務が一気に大企業でも始まり、一時的なブームになっています。働き方改革と言っていても、なかなか食わず嫌いで在宅勤務などに取り組んでいただけなかった人たちが強制的に在宅勤務に取り組まざるを得なくなり、このブームが文化になるのか。提供側がこのブームで提供している在宅勤務の提供の仕方だけではなく、文化になるように提供の仕方を変化させていけられるかがキーなのかなと思いました。この辺りはまた別の機会に。
「ブームが文化になる」ための本質的なポイントは、「特定の方々に対してその商品や事柄が継続的に受け続けている」 and/or 「特定の方々に対して受けるように商品や事柄が成長し定着していった」ということだと考えています。
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