体癖ディス祭り【前編】
ディス…
それは罵倒。
相手を非難し、攻撃し、おちょくり、笑い者にする行為。
社会的には決して褒められた行動とは言えないでしょう。
それをされた人は落ち込み、自信を失うことにもなるかもしれません。
が、ディスは相手の本性に光をあて、真実の姿をあらわにすることも。
「あの人も素晴らしい。この人も素晴らしい。みんな素晴らしい」というだけでは、その態度は素晴らしかったとしても、物事の本質を見失い、それぞれの個性を平板化させ、人という存在の見方を画一的にして、遠慮がちで他人行儀で、人間という善にも悪にもなり得る存在から滲み出される重大な問題から目を背けることにつながるリスクもあります。
もしそれを言うならば「なぜなら」という明確な理論づけと、単なるスローガンや感情論や能面のような笑顔ではなく、意識を通り抜けた潜在意識の領域でそれを行動し習慣化していくことが条件になるでしょう。
「みんな素晴らしい」
嘘をつくな!
「あなたも素晴らしい」
褒めるなら愛せ!
愛さないなら褒めるな!
上辺だけの愛に踊らされて、私たちは私たちでないものを「自分」と捉えるのかもしれません。
相手にはあなたを褒めて勇気づける必要があり、その方が都合が良かったりするけれども、そこに心からの愛があるかどうかは分からないのです。
「王様は裸だ!」
それこそが人を向上させることだって、ある。
王様の裸っぷりを他人事と捉えるか?自らの人生の支配者たる自分のこととして捉えるか?
すでにお気づきの通り、賢い人の多くは後者を選ぶのです。
いるんですよね〜
心理学の講座などでも「この人に聞いて欲しい」という人に限って、聞いていない。
「バカだな〜きっとあいつのことだ」と笑っている。
自分はOKだと思い、他者はOKでないと思っている。
それでは成長はないわけです。
ただその一方で、ネガティブな発言ならなんでも自分に向けられていると勘違いして、人の言葉を使って自分自身を傷つけ、ビャービャーと騒ぎ立てる「自分はOKでない」人もいます。
「あぁ、そういう人いるよね」と冷笑する人よりも全然賢いと個人的には思うのですが、騒ぎ立てるのは、絶対に違う。
それならば、その悔しさを胸に秘めて、前に進む。
うまく言っている点とディスられている点とを強烈に意識して、もう2度とそんなことを言わせないような人生を、覚悟を決めて歩む。
ディスとは、諸刃の刃。
呪いでもあり、祈りでもある。
祈りにするには、愛をもってディスらなければ。
ディスる方だって、それなりのリスクを覚悟してディスるのです。
「こんなことを言われたら嫌われるかな?」とか「こっちがディスられちゃうかな?」とか「悪い評判を広められちゃうかな?」とか。
まるで小動物のようにワナワナと震えながらでも、言うべきことを勇気をもって伝えなければ。
誰かのために、世の中のために、そして何より、自分自身の矜持のために。
人は倒れても立ち上がり、弱ってもまた人生に立ち向かう力があるのだから。
もし言われたことが気に食わないなら、自分が何者であるか?は、自分で決めれば良いのです。
どんな自分であったとしても、過去や現在は変えられなかったとしても、未来は自分で決めることができますね。
未来を決めるために現在を知り、現在を決めるために未来を決めることだってできる。
それを自由と呼ぶのではないでしょうか?
とまぁ、小難しいことを言っちゃったわけですが(笑)
今回の『タイヘキストマガジン』は、体癖各種をひたすらディスりまくりますよ、ということですよ。
今回だけでなく、次回も。
今までもだいぶディスってはきているのですが、まだまだディスれるところが体癖各種にはあるのです。
というか、様々な人を見ていると、どんどんとディスりポイントが見つかっていく。
今回と次回は2回に渡ってそんな”最新ディス”を中心に書いていきます。
『タイヘキストマガジン』は、2024年1月末で廃刊の予定だったのですが、私ソシャフィアのポンコツっぷりが発動しまして、2月も書かなきゃいけなくなりました(笑)
書かないと「おいゴラァ!1000円払ったのに何も更新されねぇじゃねぇか!」と言われることになってしまうのです。
それは忍びない。
大いなる失礼をしてしまうことになる。
とはいえ、ガッツリとした記事を書くには時間が足りない。
マガジンを廃刊するつもりで2月以降の予定を割とキチキチに組んでしまったので。
というわけで、前後編にわたって、八種九種の私が最も得意とする”体癖ディス”で『タイヘキストマガジン』を締めよう、ということにしました。
今回と次回はいわば、マガジンを継続してくださった方への感謝を気持ちを込めたオマケ記事です、八種九種流ではありますが。
「あぁ、前作の『現代を体癖で生きるための体癖』で終わらせておけば良かったのに…」と思わせるような、お読みになった方がガックリと落ち込むような、本気のディスを書き散らしていきます!
ま〜〜〜〜つりだ!祭りだ!!祭り!!!
体癖ディス祭り、開催!!
どの体癖も平等にディスって、血祭りにしていきますよ!!!
ディスの流儀
体癖各種を渾身の力でディスる前に、”ディスる基準”について書いていかなければアンフェアというもの。
その基準は私なりの美学であり、矜持でもあるのです。
まず、体癖各種はディスるけれど、個人はディスらないこと。
例えば一種であれば、一種混じりの人が共通して持つ望ましいとは言えない言動をディスる、ということですね。
「一種のアキオっていう心理学の生徒が、四種のマチコっていう生徒に何かあるたびにわざわざ的外れなことをアドバイスして、どんどんモラハラチックになって、マチコはそのたびに講師の私に毒づいていたのに、アキオは上から目線の親切心から自分が書いた本の原案を渡してドン引きされていた」みたいなことは書かないわけです、事実だけど(笑)
個人が特定されるようなことは書きません。
もし書くとしても、名前は絶対に出さないし、その個人を攻撃しようとして書くというよりは、「あぁ、○種ってそういうところがあるんだな」と体癖各種の学びにつなげるように書くのです。
次に、ストローク(=愛)が十分にある人は、どんな体癖でもディスりません。
というより、ディスりようがないのです。
この記事で書いてあるような特徴はものすごく薄くなっているので、ディスることができない。
体癖の素晴らしい面ばかりが出ていて、望ましくない面はほとんど見られなくなりますからね。
ストロークがあれば、同じ○種でも全然違っています。
そんなわけで、今回と次回の記事に書かれていることは、あくまでも”ストロークの欠けた○種”や”自覚なき○種”についてのことです。
が、文章を簡潔にするために「ストロークがない○種は〜」とか「自覚のない○種は〜」といった書き方は割愛させていただきます。
そして、どの体癖も平等にディスること。
「九種が良くて、六種はサイテー」みたいな印象を抱かせないよう、どの種もだいたい同じくらいの文量で、同じくらいの質でディスっていきます。
というか、どの体癖もサイテーですので、ディスりポイントはだいたい同じくらい出てくるのです(笑)
そりゃまぁ、私だって人間ですし、八種九種という体癖を持っていますから、低潮でもしていたら体癖ごとの好き嫌い・得意不得意は出てきますよ。
二種や六種は自分から話しかけない人が多いしこちらから何を言ってもリアクションが薄い人が多いからどうやって話したら分からないことが状況によってはあるし、十種や一種の前だと悪い人と思われないように自分の言いたいことをかなり封印して受け入れられやすいように擬態を完璧にしなきゃ、と思うことも状況によってはある。
これを読んでくださる方だって「四種は好きだけど八種は苦手」ということだってあるでしょう。
体癖を見る人の体癖によってフィルターは違っているし、五種みたいなビジネスクソ野郎が頼もしくかっこよく見える人もいれば、胡散臭くてドライで人間味を感じない人もいれば、「五種?興味ねぇ」という人だっていますよね。
さらには高潮と低潮の体の波もあって気分は一定ではなく、それによって見方だって変わってくるし、各々の人の歴史によっても、今いる環境によっても異なるわけです。
それに、例えば自分がその体癖だったとするならば「あれ?自分の体癖だけ痛烈にディスられてないか?」と思うのも当たり前田のクラッカー。
書く側がどんなに工夫して、だいたい同じくらいの文量、同じくらいの質でディスったとしても、ディスられている方としては他よりもキツいと感じるものですよね。
それでも、平等にディスる。
「どの体癖でも同じくらいサイテーなんだから、少なくとも死なずに今も生きているっていうことは、この体癖じゃなきゃ生きてこられなかったってことだし、自分はこの体癖で悪くはないんだ」ということをお分かりいただくために。
以上3点を総合すると…
ストロークと自覚のない体癖各種の望ましくない特徴をできるだけ平等にディスる、ということになりますね。
その受け取り方は、自由です。
図星を突かれたような気分になって、ムキになる人もいるでしょう。
「そういう七種もいるだろうけど、自分には当てはまらないな〜」ということだってあるでしょう。
「自分は他の複合している体癖が△種だから、ちょっと違うだろうな」と思う人もいますね。
「自分にもそういうところがあるかもしれない。意識してみよう」という人だって。
私としては、「自覚とストローク、育てていこう。大切にしよう」と思って欲しい。
書かれている内容をどのように受け取るかで、今回と次回の価値は変わります。
毎度のごとく文章量の割には他の有料note書きの方々に比べたら(恋愛系やビジネス系のnoteって、5000字で3000円とかで売っているんですよね〜)だいぶ低価格で提供させていただいておりますが、この値段以上に価値があるかどうかは、あなたの体癖次第ではなく、あなたの覚悟次第です。
というわけで、ディスられたくない方やディスが嫌いな方は、絶対に読まないでください。
ここから先は
¥ 500
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?