体癖 de モチベーションアップ【前編】〜あなたが行動できない原因〜
ダメだ…
やる気が出ない…
やろうとしているけど、体が動かない…
やるべきことは分かっているのに…
それをしようとすると、ついついスマホに手が伸びてしまう…
ゲームや動画や、今はどーでもいーニュースを目に入れてしまう…
これが終わったら動こう…
キリが悪いしね…
終わった…
けど、もうちょっとだけ…
そうこうしているうちに、どんどん時間が経つ…
焦る…
よし、やろう!
でも…
これをやったところでどんないいことがあるんだろう?
何か変わるのか…?
とりあえず今日はもういいや、明日頑張ろう…
いやたぶん、明日もこんな感じなんだろう…
今までもずっとそうだった…
できない…
動けない…
やる気が起こらない…
…なんてことはないでしょうか?
人は、ダラける生き物。
六種でなかったとしても、動けない時は動けない。
むしろ行動的な体癖なのに、何もできない時はあったりするものです。
行動的とは言えない体癖なら、なおのこと。
ですが、体癖のせいばっかりにはしていられない。
だって動けない原因が分かったとしても、すぐに動けるようになるわけじゃないから。
むしろ、体癖を活かすことで、動けるようになるのです。
体癖は原因でありながら、ヒント。
「どうすれば動けるか?」
そういった思考にフォーカスすることで動けるようになるのは、2年半くらい毎週のように『タイヘキストマガジン』に向き合っている私自身が実証しているのです(笑)
(これ、書くのめっちゃ大変なんですよ〜)
つまりはモチベーションを上げる。
ということなのですが、モチベーションに関して、多くの人はちょっとした思い違いをしているのです。
それは…
モチベーションを、単に”やる気”のことだと思っている、ということ。
モチベーションは”動機づけ”という日本語の通り、「これがあるから動く」ということなのです。
その「これ」というのは、掘り下げていくと”感情”。
要するにモチベーションとは、「人を動かす感情」ということになるのですね。
ただ、感情と一口に言っても様々な種類がありますね。
喜び、悲しみ、怒り、恐怖、達成感、劣等感、楽しさ、寂しさ…
これらを2つのグループに分けるとするならば、”快グループ”と”不快グループ”。
どちらのグループの感情で動くかは、これから行おうとする物事にもよりますし、その時の自分の状態にもよるでしょう。
が、体癖もそれと同じか、それ以上に関与しているのです。
それと、モチベーション勘違いあるある・その2。
モチベーションとは、スポーツ選手やビジネスパーソンなどの意識高い系の人のものだと思っている、ということ。
そんなことは全くなくて、例えばお皿洗いや掃除のような日常のことをするにも、無意識のうちにモチベーションは作用しているのですね。
この際「キッチンも部屋も綺麗になって、気持ちの良い状態になっている」ということをイメージする人もいれば、「お皿洗いや掃除をしないとキッチンがやたらと臭くなって、そればかりかゴッキーがウジャウジャと湧いてきて、さらに嫌な感じになっている」ということをイメージする人もいます。
そのイメージを実現するため、あるいはそのイメージ通りの未来を避けるため、私たちは行動します。
そういった感情もイメージも、体癖で異なっているのです。
なぜなら、上下型なら善悪、左右型なら好き嫌い、といった感受性が、体癖で異なっているのだから。
「感受性 → 感情・イメージ → 行動」の脳のプロセスを踏んで、私たちは何かに取り組み始めます。
そういった一瞬の神経の働きが、自分でも気づかないところで起こっている。
つまり、やる気がない状態というのは、その物事に取り組むための感情が薄く、イメージが抽象的でボヤけている、ということ。
もちろん他にもやる気が起きない原因はたくさんたくさんあります。
そこにも体癖による違いがあります。
それらは本文中で明らかにしていきます。
というわけで今回の『タイヘキストマガジン』は、”体癖とモチベーション”をテーマにお送りいたします。
この記事を読まれることで、あなたの体癖に合ったモチベーションアップの方法を獲得し、”動こうと思えば素早く動けるようになること”を目的として、書いていきたいと思います。
書き始めたらモチベーションがガンガン上がってしまって、「あれもこれも」となってしまい、2万字を超える勢いでやたらと長くなってしまいましたので、今回と次回の前編・後編でお届けいたします。
体癖コーチングなどで「やる気が起こらない」というお悩みをたくさん聞いており、モチベーションは腰を据えて書くべきテーマだなと感じていたので、どうしても2万字くらいの文字数は必要になってくるのです。
八種九種の私ソシャフィアとしては、特に。
前編となる今回は、どの体癖でも共通して動けなくなる原因について。
「特にこの体癖だとその原因で動けなくなる」ということについても部分的に紹介しています。
そして次回の後編は、体癖各種の”体癖ドライバー”について。
体癖ドライバーのドライバーとは、運転手さんのことでもねじ回しのことでもなく、原動力、推進力、駆動力という意味。
「体癖を動かすもの」ですね。
もちろん野口晴哉先生がそんなことをおっしゃっているわけではなく、私の造語です。
体癖は人生の様々な面で役に立つ技術で、仕事や恋愛や家事など日常のことを全うすることだけでなく、何か大きなことを成そうとするためにもものすごく使い勝手が良いのです。
心理学のスキルも併せて使えば、さらに簡単に自分の体癖に合った方法で前に進んでいくことができます。
ともあれ、まずはやる気が起きない原因と対策について。
やる気が起きない原因と対策
感情とイメージが湧かない
すでに冒頭で前述しましたが、やる気が起きない大きな原因は、その物事に対しての感情が薄く、未来のイメージがボヤけていること。
とはいったものの、もともと感情の薄い体癖もありますし、「イメージ?何それ美味いの?」と思う人もいます。
二種とか、二種とか、二種にそういう人が多いですね(笑)
いや実際は二種でなかったとしても、七種のような考える前に動く体癖の人にも「イメージ?何それ?」は当てはまるでしょう。
さらに言えば、関心があるか?ないか?が極端な九種や、メリットがあるか?ないか?を優先する五種にも言えることですね。
ですので、感情を大きくして、イメージをビビッドにするだけが、モチベーションを上げていく方法ではないのです。
一種や三種のようにそれをしていくことが得意な体癖もあれば、得意でも不得意でもない体癖もあれば、前述のような不得意の部類に入る体癖もあります。
が、まずはやってみる。
できるかできないかは、やってから決める。
こんなことをイメージしてみてください。
最初に、これからやる物事が”終わった”ところを想像します。
目の前のやるべきことではなく、それが終了しているところを。
例えば…ダイエット。
ダイエットをして、鏡に映った自分の体がスリムになって、今まで着られなかった服がすんなりと入る。
あるいは、周りの人から「痩せてカッコよくなったんじゃない?」と言われる。
それか、体が軽くなって健康になった感覚がある。
そのイメージを、さらに大きくしていきます。
頭の中の画像(スリムになった自分)を目の前に近づけて、色彩の明度を上げて、キラキラさせてみる。
「素敵ね!本当に素敵!」という言葉を耳元でたくさんの人に言われているように、あるいは大好きな人に言われているように、さらに大きく、クリアに、両耳で聞こえているように。
体が軽くなって俊敏に動けるような感覚を全身に広げて…
その時の、感情は?
素晴らしい感情を感じているのではないでしょうか?
…というのが、『タイヘキストマガジン』の中で何度か紹介しているNLPという心理学の”サブモダリティ・チェンジ”という方法になります。
これで「なんだかできそうな気がする!」という人も多い心理スキルです。
とはいえ、「良いイメージがなかなか湧かない」という人もいます。
二種とか、二種とか、二種は、その代表でしょう(笑)
それならば、”それをしなかったことによって起こる最悪の未来”をビビッドにイメージすれば良いのです。
前述のダイエットの例であれば、体がどんどん大きくなって、今まで着られた服がパッツンパッツンになって着られないようになりビリビリと破け、人から「最近太った?なんか肉臭いよ」とか大勢の人から酔ってたかって言われ、体が重鈍になり立っている床がミシミシと叫んでいるようなイメージを。
その時の、感情は?
最悪ですよね〜
人がモチベーションを上げるためには、二つの方向があります。
それらは「向かう」と「避ける」。
喜びや嬉しさの”快”に、向かう。
痛みや苦しみの”不快”を、避ける。
これらも体癖によって異なり、主には一種、三種、五種、六種、七種は”向かう傾向”が強く、二種、四種、八種、九種、十種は”避ける傾向”が強いように見えます。
カウンセリングの中で見出したことなので、データがあるわけではないのですがね。
それに、同じ○種であっても、起こっている物事によって2つの傾向を使い分けますね。
例えば五種のビジネスパーソンであれば、お金を得ていて快適な生活をしているなどの”快”のイメージして行動します(”向かう傾向”)が、同じ人でも洋服屋さんなどで「限定3名様!50%OFF!」なんて書いてあるのをみると「この機を逃しはならない!」と買えなかった未来を思い浮かべて”不快”のイメージでついつい買っちゃいます(”避ける傾向”)。
ですので体癖でハッキリ分けられるわけではないのですが、全体として、体癖によって向かう傾向と避ける傾向があるのではないかと思います。
まぁ”快”のイメージをしても動けないのであれば、”不快”のイメージにどっぷりと浸かってみると良いでしょう。
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