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体癖を動かせ~各種への説得を試みる~

※こちらの記事は『週刊・現代を体癖で生き切るためのタイヘキストマガジン』という月額制マガジンに収録されています。
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私も体癖の見方については様々発信しているのですが…
相手の体癖を見抜いたところで、それによって良いことが起こらなければ、ただの趣味です。
まぁ、非常に面白い趣味ではあるのですが、それだけではとてももったいないと思いませんか。

彼氏が/彼女が何種か分かった、仕事のお客様や同僚が何種か分かった、旦那さん/奥さんが何種か分かった、自分の子どもが何種か分かった、自分が何種だか分かった…

で、どうすれば相手を動かせるのか?

体癖という考え方は人生の様々な場面で、とても強力にはたらきますね。
仕事、恋愛、家族、プライベート、師弟関係、営業、上司や同僚とのコミュニケーション、人の育て方、集客、などなどなど…

私ソシャフィアの個人的な経験で恐縮なのですが…

かつて全国7カ所でレギュラーの心理学講座を担当していた時代に、心理学の技法にのっとったコミュニケーションやプレゼンやカウンセリングなどの方法を教えていたにもかかわらず、実のところ、受講生によって授業の内容の届き方が全く異なっていたのです。

つまり、説得がうまくいく受講生もいれば、全く通じない受講生もいたということですね。
お金も時間も使い、自分なりに一生懸命に学んできたつもりだったのですが、全く通用しない…
そのたびに深く落ち込んだりして、自分の技術の至らなさを嘆いていたりもしていました。

そして、受講生からも「あの方法を親にやってみたんだけれど、うまくいかなかった」とか「あの方法でカウンセリングをやってみたんだけれど、お客様のウケがイマイチだった」というようなことを言われ、そのたびに「まだ技術の回数が足りていないだけだよ」「もっと練習してごらん」と助言したものでした。

確かにそういう面もあるでしょう。
技術というものは、練習が必要。
初心者と達人では、効果に大きな違いがあることは間違いないことだと、今でも思います。

が、”人に対して”ということになってくると、話は少し変わってきます。

「ある人には良いのに、ある人には全く効果がない」ということも、少なからず起こってくるのです。
”相手に合わせて”ということがとても必要なのですね。

とてもレアなケースですが…
心理学の技法を用いて、慎重に、相手の反発心を引き出さないような言い方で説得してもうまくいかなかったのに、思いっきり叱ったら「言ってくれてありがとうございました」と言って、その後ステージを上げてくれた受講生もいました。
その受講生は四種だったのです。

六種や七種や八種に同じことをやったら?
間違いなくクレームをいただくことになっていたでしょう。

そのように、どれだけ素晴らしい方法をやってみたとしても、届かないことはあるように思います。
ネットを見ると、五種が発信しているような「これさえやっておけばうまくいく!」といった方法もありますが、そんなものは情弱向きの外見だけの情報です。
すでにやってきた人間は、それだけではうまくいかないということが良く分かりますし、どんな意図で「これさえやっておけば!」なんて言うのかも良く分かります。

そして何より、「なぜうまくいかないのか?」が分かります。
相手の個性が異なるからです。

そこに人がいるということは、そこに体癖があるということ。
体癖を知っていたとしたら、相手に合わせることもある程度はできる。

けれど…
体癖だけでもうまくいきません。

野口晴哉先生は、人への働きかけに対して断片的に「○種にはこうすればいいよ」ということを著作に書いてくださっていますが、同じようにやってもなかなかうまくいきません。
なぜなら晴哉先生はそもそも、整体を始める前に催眠をやっていたからです。

※子どもの頃にその手の本を読んで、色々と遊んでいたらしいですね(笑)。

催眠ができるということは、暗示を与えられるということ。
催眠(相手を潜在意識にアクセスしやすくして暗示を通りやすくすること)と、暗示(相手の潜在意識にメッセージを与えて行動を促すこと)は、セットですからね。
暗示がなければ、催眠は「潜在意識にアクセスしました。以上!」です。

ということは、晴哉先生と同じようにやるなら、体癖だけでなく、他の心理的な技術も必要になる、ということなのですね。

※以前『タイヘキストマガジン』にも書きましたが、体癖について発信している方が共同研究を持ちかけて、私のブチ切れさせたこともあります。

体癖だけでもうまくいかない。
心理学だけでもうまくいかない。
けれど、両方が合わさったとき、何百倍もの効果を発揮することになるのです。

説得の場面においては、それは凄まじい効力を発揮することになります。

またまた私の個人的な経験で恐縮ですが、私の整体と心理カウンセリングのリピート率は、ここ五年は100%です。
どんなに遠くにお住まいの方でも、2回以上は整体院においでくださるのです。

といっても、実際にやっている人でないとこれがどのくらいすごいことか分からないと思いますが( ノД`)シクシク…

整体ですので、体癖はほぼ確実に読めるわけです。
そこに、相手の体癖に合わせて、リピートをしていただくための働きかけを変えているのです。

体癖と心理学の合わせ技…
私はこれを”体癖心理学”と名付けました(そのままw)。

そんなわけで今回の『週刊・現代を体癖で生き切るためのタイヘキストマガジン』は、各体癖を説得するための体癖心理学について記述していきます。

心理学を用いた説得の心構えや、基本的な方法については前号に書きましたので、合わせてお読みになると、さらに内容が深まりますよ!

それと!
前号に書きました通り、前号と今回の記事をお読みいただくと、税抜き1万5千円相当の特典があります!
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前置きはこのくらいにして、各体癖を説得するための方法と、各体癖がやってしまいがちなうまくいかない説得の仕方について、以下記述していきます。

一種を説得

【一種に効果的な説得】
・権威性を持つこと
・感情なしに論理的に話す
・客観的なデータ
・相手が話し終わるのを待つこと
・一種の権威を認めて、ほめること

とにかく、”権威性”と”客観性”が一種を説得するときのキーワードになります。
「何々という肩書を持っている誰々という有名な人が言っている」「新聞に書いてあった」「ニュースで報道された」などの、権威性と客観性に弱いのです。
あなたが権威ある存在であれば、すぐに説得されるでしょう。

権威性は外部の権威というだけではなく、一種自身の権威も気になります。
自分の言っていることを否定されたり小馬鹿にされたりすると、あるいはそのように受け取ってしまうと、一種の反発心を引き出してしまうことにもなりかねません。

理由づけをされると納得する一種の人も多いです。
「AはBだから、CがDになる」という伝え方をすると、説得しやすいです。
要は、客観的で論理的であることを好むのです。

一種は暗示にかかりやすい面もあります。
例えば「毎日梅干しを食べると頭の回転が早くなる」というような支離滅裂なことであっても、そういった暗示が一旦頭に入ると、本当にその通りになってしまうのです。
さらに、それがいかにも正しく、理に適っている行為だということを頭に入れられると、説得するのにもかなりハードルが下がります。

一種は話好きの人も多く、「人の話が聞きたい」というよりは「自分の話を聞いてほしい」という人が多いので、一種が話をしているときはしっかりと肩を見て(前号参照)、話が終わって自分のターンが来るのを待つことが大切です。
(たまにずっとしゃべっている人もいますけどねw)

【一種に特に効果的でない説得】
・感情的に訴えること

自分のネガティブな感情を目いっぱい出してアプローチするのは、一種に対しては良い説得とは言えません。
そのときは「じゃあ分かったよ」とYesを言ってくれることもありますが、心の底から納得しているわけではないのです。

一種は二種同様、感情が薄く、人の感情にも自分の感情にも鈍感なところがあります。
感情的に訴えられると、どうしたらいいのか分からないところがあるのです。

そういったことが積み重なると、信頼を損ねることになり、いずれは通用しなくなってしまいます。

【あなたが一種なら…一種がやってしまいがちな説得】
・無意識の決めつけ
・そんなつもりはないのに上から目線
・論理でゴリ押し
・相手がよく知らない権威やデータを引っ張り出してくる
・相手の感情に配慮しない

一種は「自分は正しい」というポジションから、無意識に相手からの反発を引き出してしまい、そんなつもりはないのに信頼を損ねてしまうことも少なくありません。

「自分は正しい」ということを外部の権威から拝借して、あたかも自分の言葉のように話す人もいます。
それでは虎の威を借るなんとやら。
人にはあまり心地よいものとは言えませんね。

それに対して相手が感情的になると、どうして感情的になってしまったのかが分からないのです。
が、「自分は正しい」は同時に「相手は間違えている」ということでもあるのです。
少なくとも、そんなふうに捉える人もいますね。

「自分には自分の正しさがあり、相手には相手の正しさがある。知らんけど」ということを肝に銘じておくことで、相手に配慮した、より素晴らしい説得ができるようになるでしょう。

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