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体癖初心者のあなたへ

体癖の怖ろしさと素晴らしさ

体癖診断や体癖テスト、体癖チェックを行った方からよく質問されるのが
、「体癖って知っているとすぐに人を見分けられるんでしょ?」。

…はい、見分けられます!

人の体の動かし方、言葉、行動パターン、考え方、外見…
人が発している「自分とはこういう人」のヒントを、丁寧に見たり聞いたり感じたりしていくと、だいたいの体癖が分かります。

が。
”丁寧に”というところが落とし穴です。

雑に見ると、ただの決めつけになり、勘違い野郎に陥れてしまう…
見たり聞いたり感じたりするべき”ポイント”があり、それを押さえておかないことには、相手を誤解し、レッテルを貼ってしまうこともあるのですね。

さらに…

せっかく体癖が分かっていても、相手への接し方が分からなければあまり意味がありません。

以前、人の体癖を診断していて、私ソシャフィアが八種なのを知っているはずなのに、八種には絶対にやってはいけないこと・言ってはいけないことをやらかした人もいました。

そう、体癖は怖ろしい。

うまく活用すると、人生のあらゆる場面が驚くほど好転するのに…
うまく活用できないと、「周りのみんなが知らないレアなことを知ってるオレ(私)かっこいい!」というだけで終わってしまう。。。

まさに諸刃の剣。
ですが前述のように、うまく活用できれば、仕事の場面、家庭の場面、恋愛の場面、そして自分一人の場面などなどでとても役に立つのです。
言うまでもなく、整体師や心理カウンセラーなどの人の心身に影響を与えるお仕事をされている方には、かなり有益な技術です。

ある会社員は、同僚や上司に愛されるようになりました。
ある主婦は、旦那さんと自分の違いを知って真の優しさに目覚めました。
ある経営者は、マーケティングが非常に上手になり売上をそれまでの三倍に引き上げました。
ある役者は、役作りがそれまで以上に巧みになり舞台で賞をもらいました。
ある一人の女性は、自分のパターンを知って落ち込みづらくなりました。
そしてある独身男性は、ナンパがとても上手になりました(笑)。

では、どうすればそんなふうに役に立てることができるのか?

あなたにもし、人間関係やコミュニケーション、自分の内面などに問題を抱えているなら、私の話を聞いてほしいのです。

はっきり言うと、問題がない人が体癖を知っても…
整体師やカウンセラーのような人の心身に良い影響を与える人、
それと人に商品やサービスを売る仕事をしている人、
アニメーターや小説家やマンガ家のような物語上でキャラクターを創作する仕事をしている人
など以外の人には何の役にも立ちません(すごく役に立つじゃんw)。

もっと愛されたい、もっと人と仲良くしたい、もっと売上をあげたい、もっと自分の人生を上手に生きたい、もっと自分を愛したい…
どれも恥ずかしいことじゃない。
人は皆、どの体癖でも、自分の思うように人生を生きていいはずです。

今までたくさん、悔しかったことや悲しかったこともあったでしょう。
キラキラする人を見ては自分の不甲斐なさに泣き、思うように行動できない自分自身を責め、善意でやったことなのに人に弾かれて怒り、仲良くなりたい人にバカにされてどうしようもなく涙が止まらなかったことも…

人生を真剣に生きている人こそ、ただの好奇心で終わることなく、ただのタイプ分けに堕することなく、体癖や体癖の活用法について知っていただきたいのです。

この記事は、整体師として18年間人の体癖を見続け、心理カウンセラーとして11年人の心の悲鳴を聴き続け、心理学講師として8年間日本全国を駆け回ったソシャフィアが、体癖初心者のあなたに向けて書きました。

この記事を読むことで、あなたが得られるものは…
あなたの体癖によるでしょう。

五種なら「お、これは金になる!」と思うでしょうし、九種ならもっと体癖を突き詰めたくなるなるでしょう。
四種なら自分をより良く変化させる希望を持てるでしょうし、八種なら反発しながらも本当になりたい自分に気づくようになるでしょう。
二種なら誰かに体癖について伝えるときの基準になりますし、一種なら知的好奇心を満足させるに足る記事になっているのではないかと、自画自賛しております。

ともあれ、各体癖の特徴についてよく知らないなら、わけのわからない記事になってしまいますね。
以下に概要が書いてありますので、軽くでもいいので、ご覧になってみてください。

体癖絵柄パターンラフ_女性正面スタンダード編きみまろ

体癖を知るメリット

・”人間”という生き物がよく分かる
・相手のことがよく分かる
・自分のことがよく分かる
・(人への接し方がよく分かる)
・(売上を上げることができる)
・(自分らしく生きられるようになる)


メリットその1
【”人間”という生き物がよく分かる】

一種や三種といった”○種”には、それぞれ特徴があります。
外見的な特徴もありますが、それ以上に、それぞれの種の内面(心)に特徴があるのです。

価値観や感受性が異なっており、考え方や、物事に対しての脳内での反応の仕方が異なります。

例えば、人から褒められても、素直に喜ぶ人もいれば、「何か裏があるのかな…」と考える人もいれば、「え、なんて返すのが正解なんだろう?」と疑問を持つ人もいますよね。

どのように出てくるか?
その多くが体癖によって決まるのです。
(それ以外は、主に過去の体験によるもの)

いきなりものすごくマニアックな話になるのですが…

私も色々と実験をしました。
同じ「今日も素敵ですね」という言葉がけをして、それぞれの人がどういったリアクションをするのか、試してみたのです。

リアクションの言葉はもちろん、その言葉の言い方、表情筋の動き、体全体の動き、目線の動き(心理学を学んでいる人ならご存じですが、目線の動きは脳内の動きを示します)などなどを観察しました。

すると…
体癖の一種から十種までの反応の仕方の10パターンしかなかったのです!
(体癖は本来十二種まであるのですが、理解しやすいように十種までに話を限定させていただきます)

人間の脳は、①生理的反応、②感情的反応、③思考的反応を経てから、④行動(言葉を言ったり、顔を動かしたり)するようになっているのですが、①~④までのパターンがそれぞれ10パターンしかなかった、ということです。

が、人によっては①と②が異なっていたり、③と④が異なっていたりもします。
そういったのは、体癖の他の種同士が掛け合わさった”複合体癖”と見ることができるでしょう。
あるいは過去のつらい経験によるものだと考えることもできますね。

ともかく、10パターンしかないのです。
ということは、その10パターンを深く知っていけば、「人間とはどういう生き物なのか」が理解できる、ということですね。

メリット2
【相手のことがよく分かる】
体癖を知らなくても、多くの人が「相手はこんな人だな」と判断しているものですね。

が、人は客観的に相手を見たとしても、どうしても自分の見方をしてしまうもの。
相手は自分の人生観や世界観を映しているのですね。

体癖を知っておくことで、今よりも客観的に相手の心を読み取ることができるようになるでしょう。
相手が無意識に発しているメッセージが、それを教えてくれるのです。

もちろん注意事項もあります。
それは…
後述しております。

メリット3
【自分のことがよく分かる】
中には、「自分なんて何もできないし、価値がない…」と思っている人もいます。
そういった心の動きも体癖が決めている部分もあるわけですが、何もできない人などいませんし、価値がない人もいません。

体癖は、自分の良い面もそうでない面も、明らかにしてくれます。

「良い面が出てくるのか?そうでない面が出てくるのか?」を決めるには、二つの要素があります。
一つは、”高潮と低潮の体の波”。
もう一つは、”ストローク”(いわゆる”愛”のこと)の溜まり具合。
(詳しくは後述)

二つとも固定的なものではなく、自分の体や心の状態によって変化していきます。
良いときもあれば、そうでないときもある、ということですね。

ともあれ、まずは自分にはどんな強みがあって、どんな素晴らしさがあるかを知ることには意味がありますね。
以下は途中から有料になりますが、そういったことをまとめてあります。

メリット4~6
(人への接し方がよく分かる)(売上を上げることができる)(自分らしく生きられるようになる)
メリット4~6までは、カッコつきです。
なぜなら、体癖の他に心理学の要素も必要になってくるからです。

体癖は、人を見分けたり見抜いたりすることには長けていますが、「じゃあどうすればいいのか?」を知るのには、ちょっと足りない部分があるのですね。

体癖を発見した野口晴哉先生も、体癖を発見する以前に、というか、子ども時代から催眠を勉強し、実践していたのです。
が、体癖そのものには催眠の要素はないわけです。

それでも、体癖に非常に大きな価値があることには変わりません。
相手がどういった人柄を持っているのか?を相手の言動や体の動きなどから判断する一つの協力な要素であることは確かです。

私ソシャフィアは整体師であり、心理カウンセラーであり、全国でNLPやTAなどの心理学を教える心理学講師です。
「体癖をどのように使うか?」「どのように活かすか?」を、恋愛や家族関係、仕事、ご自愛など、人生のテーマごとにたくさんのnoteにまとめてありますので、よろしかったらご覧になってみてください。

体癖絵柄パターンラフ_男性正面スタンダード編きみまろ

高潮と低潮・体の波

少し前述しましたが、”体の波”という見方も、体癖独自のものです。

一種や六種などの各体癖は、その特徴が大きく出るときと、それほど大きくは出ないときとがあります。
元気が有り余っている高潮時に特徴が出やすい体癖と、元気が少ない低潮時に特徴が出やすい体癖とがあるのです。

一種、三種、五種、七種、九種の”奇数体癖”は、高潮しているときにその特徴が大きく出ます。
二種、四種、六種、八種、十種の”偶数体癖”はその逆で、低潮時にその特徴が大きく出ます。

ちなみに、”特徴が出る”の”特徴”は、良い面ばかりとは限りません。
ついつい自分に対して良くないことをしてしまったり、相手を困らせるようなことをしてしまったりもするのですね。

いずれにしても、高潮しているときは調子が良くて、低潮しているときは体に様々な症状が出やすくなったり心がモヤモヤしやすくなります。

長く低潮している人もいます。
生きるのがしんどくなっているのですね。
そういった方に向けて、ご自愛のための体癖を5万字以上で書いておりますので、2万字の無料部分だけでもぜひともご覧いただければと思います。

擬態

ちょうどカメレオンが天敵から身を守るため、あるいは食事を得るために体の色を変えるように、人間も周囲に溶け込んだり、商品を買ってもらおうとしたり、恋人をゲットしたりるために、本来の自分を隠して他の人間を演じるようなところがありますね。

”擬態”とは、言い換えれば”演技”のことですが、生きるためにする行動ですのでこの名称を使うことにしました。

擬態は、野口晴哉先生が言っていることではなく、私ソシャフィアが勝手に言っていることですので体癖用語ではないのですが、体癖をしっかりと判断していく上で、あるいは本来の自分自身を確認するために必要な考え方だと思います。
特に現代は、自分の体癖でなく、擬態して生きている人が多い時代ですからね。

が、擬態することそのものに良し悪しはありません。
生きるための、いわば”戦略”なのです。

とはいえ、擬態ばっかりでは信頼を失う場面もありますし、自分自身を見失うこともあります。
使いどころが重要なのですね。

現在、擬態に関してのnoteを執筆中です。

体癖の調べ方

幸運なことに、体癖には様々な調べ方があります。

一つには、無意識の体の動かし方。
一つには、言葉。
一つには、何かが起こったときの行動の様式。
一つには、雰囲気。
一つには、気の流れ。
一つには、外見の特徴。
一つには…

とても書ききれません(-_-;)

プロの整体師であればこれらの他に、さらに客観的な体癖の調べ方を持っています。

調べ方については、いくつかnoteを書いておりますし、これからも執筆予定です。
とても価値が高い情報ですので有料になりますが、中にはプロの技を紹介しているものもあります(^^♪

体癖絵柄パターンラフ_女性横スタンダード編2きみまろ

どうやったら体癖を自分の問題の場面でうまく活用できるか

前述のように心理学を活用していくことで、人生の様々なシーンにとても大きな影響を与えます。

恋愛がうまくいっていなかった人がその原因を理解して恋人とうまくいくようになったり、仕事でいつも上司に怒られている人が認められるようになったり、喧嘩が絶えない夫婦がまた愛し合うようになったり…

心理学はどうしても「アヤシイ」というイメージがありますが(体癖も十分アヤシイのでしょうけどw)、玉石混交、十把一絡げにはできないものです。

そしてより正確に言えば、”心理学”が重要というよりは、”心理技術”が重要なのです。
心理カウンセラーでも、うまくいっている人は心理”学”よりも心理”技術”を駆使しているものなのです。

ではどういう心理技術が良いのか?
NLPです。

「NLPは、変化を起こすためのテクノロジー(技術)であり、システム(仕組み)であり、アティチュード(在り方)です」
とNLP創始者のリチャード・バンドラーは言っています。

このうちアティチュード(在り方)は、各体癖によって異なっていますし、それぞれの生き方があると思うのですが、テクノロジー(技術)とシステム(仕組み)に関しては、どの体癖でも有効に扱うことができるようになります。

難しそう?
そりゃあ難しいですよ。
専門技術ですので、専門用語のオンパレードです。
ただし、普通に学ぶのであれば、の話。

以下は専門用語をほとんど使わずに、どの体癖でも簡単にNLPを活用しながら、各体癖が人生の様々なシーンで活用できる方法が書かれています。
恋愛、仕事、家族…
あなたの問題に合わせて、ぜひともお読みいただければ幸いです。

途中から有料ですが、実は無料部分の方に力を入れて書いております。

体癖絵柄パターンラフ_デフォルメ編きみまろ

体癖で勘違いされやすいこと

・パッと見の外見だけで判断するものではない
・同じ○種でも同じような人格とは限らない
・芸能人の体癖は調べられない
・タイプ分けではない
・絶対に一つの体癖とは限らないし複合体癖とは限らない
・生まれてから死ぬまで一生変わらないわけではない


【パッと見の外見だけで判断するものではない】
体癖は、外見だけで判断するための技術ではありません。
外見からは、すごく体癖について詳しい人で、普段から人の体を触っている整体師でも、実際に背骨やMAXで30%しか当っていません(実験済み)。
初心者の方なら、ほぼ当たらないと考えてよいでしょう。

顔が四角いからと言って捻れ型とは限りませんし、首が長いからと言って上下型とは限らないのです。
まして、顔つきだけで判断するのは、相貌心理学ではあるのかもしれませんが、体癖ではありません。

体癖が発見された80年くらい前でしたらそうやって判断するのもよかったのかもしれませんが、現代は栄養豊富でどの体癖でも太りますし、整形をしている人も多いです。

服のバリエーションも比べものにならないくらい増えていますし、髪型も顔を綺麗に見せるような技術が発達していますし、女性の化粧技術も凄まじく発達しています(ソシャフィアの実家は化粧品販売業w)。

おまけに、あまり知られていませんが、時代によって多い体型と少ない体型があるのです。
炭水化物や野菜が中心の食事では、消化吸収に複雑なプロセスが必要になるので腸が長くなり、胴体が長くなり、足が短くなります。
悩んでいる人が多い時代なら、前頭骨が下がり、頸椎七番(首の骨の七番目)が固くなって、下を向きやすくなり、背筋が丸くなる人が多くなるのです。

そんなわけで、パッと見の外見だけで判断するのは、得策とは言えません。
総合的に観察したり傾聴したりして、判断していく方が無難で近道なのです。

ちなみに、野口晴哉先生によって体癖が発見されたのは80年以上前ですから、現代とは勝手が少し異なっている部分があります。
以下にまとめてありますので、よろしかったらぜひ♪

【同じ○種でも同じような人格とは限らない】
前述した高潮と低潮に関してもそうですが、もう一つとてもとても重要な要素があります。

それは…
ストローク。

ストロークとはTA(日本語で”交流分析”)という心理学の用語で、要は”愛”のことです。

このストロークの溜まり具合によって、例えば同じ八種でも、人格は大きく異なります。

「愛があるから十種だ~」とは、限らないのです。
十種でもストロークが欠ければ、自分の心配を解消するために相手を親切で縛ろうとする部分が見えてきます。

ストロークとは、過去の経験によって、溜まりやすかったり溜まりづらかったりします。
が、同じような経験をしたとしても、四種と五種の受け取り方は異なりますので、過去だけがその人のすべてを決めている、というわけでもないのです。
やはりそこにはその人の本来の体癖があるのでしょう。

そしてストロークは、増えたり減ったりします。
人にほめられたり目標を達成して喜んだりすれば増えますし、低潮していたり嫌なことをされてストレスを抱えたりすれば減ります。
というよりも、生きていれば自然と減っていくものなのです。

以下の記事の無料部分は、TAのストローク理論をそのまま書きました。
ご覧いただくことで、それだけでより良い人間関係を築くキッカケになるかもしれません♪

【芸能人の体癖は調べられない】
芸能人の体癖は調べられません。
なぜなら、擬態しているからです。

カメラを向けられれば誰だって演技します。
しゃんとしたり、笑顔を作ったり、わざとカメラを向いたり、わざとカメラを避けたり。

しかも芸能人は”観られるプロ”。
つまり、擬態のプロなのです。
さらに、それに加えてプロダクションやら事務所やらテレビ局などの”擬態させるプロ”がバックについているのです。

擬態のためのレッスンもありますし、そこでは発言だけでなく体の動きも逐一チェックされます(芸能人に聞いた話)。
インタビューも原稿がありますし、バラエティ番組でも脚本があります。

外見を見るにしたって整形していますし、肋骨を抜いている女性芸能人だっています。
不断のダイエットをしている人も多いですし、一旦デブキャラと認知されたら食べ続けなければならないのです。

特にコンプライアンスにうるさくなった現代では、芸能人本人の人格を消して、売れるように加工される傾向が、昔よりも強いことが推測されます。

つまり、プロが体を触って調べたら五種なのに、”三種的キャラ”として売り出されてしまう、ということ。
キャラはキャラであって、本来の体癖ではありません。

芸能人もテレビ業界の人も、食べていくのに必死なのです。
視聴者が面白おかしく楽しめるようにするだけでなく、クレームを避け、安心安全に観られるようにする努力を日々重ねているのです。

芸能人は”○種的キャラ”。
ですので、テレビや動画を観るときは、体癖のことは一旦置いておいて楽しむようにしましょう。

【タイプ分けではない】
一種とか二種とか言うと、「あぁ、体癖はタイプ分けなんだな」と考える人もいるでしょう。

が、「タイプ分けとはどういうものか?」を考えてみると、体癖はタイプ分けでもタイプ論でもないということに気づきます。

第一、高潮と低潮の体の波や、ストロークの溜まり具合によって人格が変わるのです。
それを”タイプ論”と呼んでもよいのでしょうか?

野口晴哉先生は「誰にでもすべての種の特徴を持っているが、そのうちのどの特徴がより強いか?ということが何種ということになる」と明言されています。

すべての人が、すべて持っているのです。
それは人間の体の構造を見れば明らかで、生まれながらにして心臓がない人や脳がない人は普通に生活できません。

脳があるということは上下型(一種と二種)的な部分もあるということですし、胃腸があるということは左右型(三種と四種)的な部分もある、ということです。

が、そのうちのどの臓器や脳の部分に負荷がかかりやすいか?は、その人独自の体構造ゆえの”個性”なのです。
そしてあらゆる個性は、タイプで縛れるものではないのです。

晴哉先生は、「昔、私が体癖の講義を始めた時には、一種から始めて十三種、十四種というように話を進めてきた十五種まで話したのですが、これでは百人いたら百種まで話さなければならないと思って止めたのです」とおっしゃっています。
ということは、地球には約七十六億種まであるということなのです(笑)。

ただ、全体の傾向として、それぞれにより濃い特徴を持つ人がいて、「その人は○種である」としているのです。

晴哉先生が体癖を研究したは、”個性の追求”をするため。
個性を無視してしまいがちなタイプ論とは、一線を画すものだと言わざるを得ないのです。

【絶対に一つの種とは限らないし複合体癖とは限らない】
中には「人は誰でも3つの種を持っている」と断言する体癖の発信者もいます。
まぁその人の見方なのでしょうが、晴哉先生の言っていることとは相反しますね。

晴哉先生は前述のように「すべて持っている」とおっしゃっているのです。
確かに、その中で3つくらいは色濃く出ている人も多いですが、絶対ではありません。
2つが色濃い人もいますし、一つがすごく出ている人もいます。

体癖の特徴が2つ以上色濃く出ていることを”複合体癖”と言いますが、必ずしもずっとずっとそれらの特徴が出ているわけではないのです。
そう、高潮と低潮の体の波によって変わるのですね。

高潮しているときは三種だけど、低潮すると同じ左右型の四種になる人もいます。
高潮しているときは一種だけど、低潮すると型を飛び越えて七種になる人もいます。
高潮しているときは二種三種六種だけど、低潮すると二種四種五種の特徴が大きく出る人もいます。
高潮しているときも低潮しているときも、八種九種のまま高潮・低潮する人もいます(私ですw)。

これは体の動きを見れば明らかですし、体を触って診断すればもっと明らかです。

ただ、数年単位の長い目で観察していると全体の傾向というのはやはり体に出ていて、体癖はある程度は固定的であることは見られるのです。
最初に診断したら八種四種だったけれど、一年通して月に二回ほど診断し続けると、全体としては七種四種、という人もいます。
最初は低潮していたのですね。
まぁ整体院は最初からすごく元気な人はほとんど来ないのですが(笑)。

【生まれてから死ぬまで一生変わらないわけではない】
上記と重なりますが、体癖は固定的なものであるとは考えづらいです。
「考えづらい」と書いたのは、生まれてから死ぬまで一生変わらない、ということを調べる術がないからです。

統計学では最低でも2000件のケースが必要です。
2000名の妊婦を集めて、赤ちゃんが生まれたら診断して、その後年に何度か診断して、死ぬ直前になってまた診断することは、現状不可能に近いです。

膨大な人員が必要ですし、その人員に体癖の解釈を完全一致させて、全く同じ方法で、なおかつ数値化して調べなければなりません。
ものすごくお金がかかりますし、一番短くても100年単位で時間がかかります。
国家プロジェクトでもない限りは、絶対に不可能です。

主観的な方法でしたらできなくはないのかもしれませんが、それでは断言することはできないのです。
主観的な方法が客観的な方法に比べてどれだけの精度を誇るのか?は、診断する人の質によります。

あくまで個人的な意見ですが…
体癖という考え方は、”希望”でなければなりません。

「生まれてから死ぬまで体癖が変わらない」と言われたら、人生に絶望してしまう人はいるのです。
どうしようもなく落ち込んでいるときに「あなたは死ぬまで戦闘的だから戦うしかないのよ」なんて言われたら、どう感じでしょう?

実際、私の身近な人でも若い頃は一種七種でも、現在では六種になっている人もいます。
言動や体の動かし方ばかりか、背骨レベルで違っているのです。
背骨を診て判断することのできる整体師がなぜ「体癖は変わらない」なんて言うのか、私にはさっぱり分かりません。

体癖は変わってもいいものです。
各体癖の良さを自分に取り込むことだってできます。

変わっていくことこそが生命の躍動で、その先には希望しかないのです。
死ぬまで。

体癖絵柄パターンラフ_マンガアニメ編2きみまろ

もっと体癖を楽しみたい!なら

と、まぁ真面目に書いてきましたが、体癖は楽しいものです。
体癖を恋愛あるある話で盛り上がるもの楽しいですし、街行く人の歩き方を見て「お尻を振っているな。きっと捻れ型だ」なんて洞察してみるのも楽しいです。

人間観察が趣味、なんて言ったら六種的な厨二病かと思われるかもしれませんが、私はよく喫茶店で二人で話している方々をこっそり観察したり会話に耳を傾けたりして「お、この人は三種で、相手は十種だな」と勝手に診断して遊んでいます(笑)。

「もっと体癖を知りたいな~楽しみたいな~、でもお金がなくてnoteを買えないな~」と思っているなら、ぜひとも私がTwitterでつぶやいている【体癖話】というコーナーをまとめた『体癖話まとめ』という無料のシリーズを読んでみてください。

ざっくばらんに体癖のことをつぶやいており、話題も雑多で広範囲です。
いいねは多かったり少なかったりしますが、本人はあまり気にしていません(笑)。
(もしよかったらいいね、よろしくお願いしますw)

ぜひぜひ、お読みになってみてくださいね!

それと、「実際に体を診てほしい」と思っているなら、東京までお越しください。
電車で東京駅から17分、新宿駅から15分の街に私ソシャフィアの『ソシャフィア体癖院』があります。
プロの診断方法で体癖を診断いたします。
ぜひ!

体癖を心理学的な手法で無料で自己診断するなら、以下をぜひ(^^)/

体癖のことなら何でもご相談ください!
心や体の相談は3往復まで無料ですが、体癖に関しての質問は無料です(^_-)-☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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